地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

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 ようやくわが国でも、可視化された年間累積被曝線量推定値が公の機関から発表されるようになった。これで、我々のような田舎者の素人にも、それなりに状況が把握できるようになったなと思う。
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 躍った数値の意味も、公の機関から可視化されたデータが発表されるのが今という時期なのかも語っているような気もする。

 今まで累積被ばく線量など考えたことも無かったが、この地で普通に日常生活を送ろうとすると、家族の感覚とのすり合わせが必要になる。実に厄介で煩わしい。そのために活用する資料の一つとする。

 先に、累積被ばく線量と共に、内部被曝も気になったことを記したが、この事については「放射線医学総合研究所」の「放射線被曝に関する基礎知識第6報」に詳しい。
 その計算例は、その中の「5自分が生活する地域の累積の被ばく線量はどうやって把握したらよいでしょうか」の項にある。
 空気中の放射性物質を吸い込むことによる被ばく以外の内部被ばくについて計算式が示される。
 
 おおよその自分の状態が計算されるようだ。ただ、具体例は東京の数値を使って全く問題になりませんとする。ほとんどが情報を流そうとする対象は東京を向いている。地域のメディアでさえ、そういう場合が多い。実際に地域に住む者は、配慮事項として受け取るという読み替えが必要になることが多いように思っている。
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by shingen1948 | 2011-04-30 05:43 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 ようやく公の機関から可視化されたデータが発表されるようになった。これで、我々のような田舎者の素人にも、それなりに状況が把握できるようになったなと思っている。

 最近発表になったのが、可視化された年間累積被曝線量推定値だ。
 こういうデータ発表が速いのがアメリカの報道のようで、確か21日には、ネットや新聞報道で見かけたと思う。
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 自国民に退避を求めた80㎞までの広範囲に渡って予想図を示す。24時間外気を浴び続けたと仮定したとするという仮定と同じ条件での予想値とのことだ。結果的に、1ミリシーベルト/年を避ける設定だったということのようだ。
 「今にして思えば」ということでは、自国民に退避を求めた80㎞の設定は、ゼロリスクを考慮した対応だったらしいことが分かる。他国でもあり、当然の設定とも思う。最近、どこかでイギリスが60㎞圏に緩和したとの報道を見たような気がする。地元に住む者にとっては、その位には数値が落ち着いてきたのかなという安心の情報でもある。

 最近、日本でも独自の推定値が出た。よく見ると年間被曝総量20ミリシーベルト/年の範囲に「計画的避難区域」を設定したことと関わる発表時期だったのではないかなとも思える。
 その事に関わる観点でこの図を見ると、同じような傾向が見えているように思う。半径30㎞圏を越えて、北西方向に40~50㎞程度まで広がっているようだ。
 素人はこれで20ミリシーベルト/年設定の意図をいろいろ推定したが、それ程間違ってはいなかったのではないかと今でも思っている。

 日本では、この種の公からの情報は、東京で方策を考える方が先に見て、物事が決まらないと見せて頂けない。自分が生活を基盤とする地域住民には一番最後のお披露目となる。
 そういう状況の中では、このアメリカの発表といわれる情報が、心強い地域情報の一つだと思っている。
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by shingen1948 | 2011-04-29 05:23 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 放射線の業務に従事する方の問題点を報じる中に、放射線量の累積とのかかわりでよく分からないと思う内容が含まれることがある。
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 先日報じられたのは、東電女性社員の被ばく放射線量の問題だ。
 報道によると、問題になるのが、この業務に従事する女性の3か月間の被ばく線量が約5ミリシーベルトを超えないよう定められていることに反しているという事らしい。
 この基準を月に換算すると、1.7ミリシーベルトということになる。
 その観点で、先日公の機関から発表になった図をみると、この線量って県内で結構多くの方が浴びているはずだとも思えてくる。
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 「朝日新聞」の記事が報じる今回の事故の概要は、次のようなことだと思う。
 ○ 今回の事故で、男性作業員の線量限度は「5年間で100ミリシーベルト」が「5年間で250ミリシーベルト」に引き上げられたが、女性の基準は据え置かれている。
 ○ 個人の3月22日までの個人線量計の数値は2.06ミリシーベルト、免震重要棟での滞在で1.89ミリシーベルトで、計3.95ミリシーベルトとのことだ。
 ○ 問題になったのは、内部被ばくということらしい。
  今後50年間で13.6ミリシーベルトに相当する内部被曝が分かったという。マスクを外す際 などに放射能を含んだほこりを吸ったとみられるとのこと。内部被ばくは、この50年分を、事故発生時に浴びたとして換算することになるらしい。

 報道する立場の方の批判は、決まった法とか内部被曝よりも、その法に基づく管理の方に向けられているように感じる。しかし、我々が知らされている線量のかかわりからみると、その方が浴びた放射線量は3.95ミリシーベルトでしかないとも見える。
 素人がここで感じるのは、内部被曝の恐ろしさであり、それよりも男性作業員の線量限度の引き上げは、本当に大丈夫なのかなという事の方だ。

 東京電力は、この女性社員を先月23日の業務終了後、第一原発の勤務からはずす措置をとっているとのこと。

 別の作業員の累積被曝線量の問題の識者のコメントにも気になることがあった。
 それは、4年3ケ月累積70ミリシーベルトで多発性骨髄腫発症が労災認定になっているものがあるというような内容だ。これは16.4ミリシーベルト/年という事で、月に換算すると1.4ミリシーベルト/月になるはず。

 図と見比べながら、累積被曝線量も注意すべきことではないのかなとも思うのだが、本当のところは分からない。
 アドバイザーの方は、放射線量の健康被害は100ミリシーベルトからで、放射線量の累積は現時点で問題にならないという見解を示す。
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by shingen1948 | 2011-04-28 05:08 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 学校とは無縁な年代だ。
 本当はさらりと流そうと思っていたのだが、報道で郡山市のチャレンジを見てしまった。現場意識を大切にした対応がいいなと思ったことを付け加えておきたい。

 文部科学省が示した放射線量の高い小中学校での屋外活動を制限する基準値は、現況の中で秩序を保つための行政的な数値なのだろうと想像している。ならば、この示された数値を根拠にした日常を速やかに回復するためには、その意義を周知徹底することが必要なのだと思う。
 数値をもとに公園や学校を制限したり解除したりすることを徹底するのはその姿だ。映像の報道では、福島市を中心にその様子が報じられていた。
 教職員の代表が線量計を持って教育活動をするとも聞く。これらもニュースで流れるのだろうが、
それを見せられる者には、末端の秩序ある組織が、上部の組織に従う構図しか感じない。

 郡山市のチャレンジは、失われた環境を改善するための方策や努力とセットにして、秩序を保つ数値に従うという事なのだと思う。
 報道によると、郡山市の取り組みは、校庭の表土の2~3㎝を除去してみるということだ。学校の土は、廃棄場に持ち込んでも問題にならない数値ということで、そちらに運ぶとか。また、各学校のコンクリートの部分や校舎を水で洗い流す試みを通知したとも。
 学校が人を育てる現場であるということを考えれば、その効果の有無にかかわらず、失われた条件を改善しようとする努力が展開される場になっている事に心強さを感じる。

 学校が失われたものを取り戻そうとする現場になっているという事は、この地で日常を取り戻さざるを得ない地域住民としても明るさを感じた。
 お年なので影響はありませんと言われても、明るい気分にはなれない。不気味だ。
 そんな憂鬱な気分を少しのけてくれた情報だった。

 ※ 昨日の情報では、専門家が除去した表土は市内の処分場に埋めて問題ないとのことだった。それが、本日の報道では、国は土壌を埋める基準がまだないとして、「現時点ではその場に保管してほしい」としているとのことになっていた。
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by shingen1948 | 2011-04-27 05:03 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 4月1日付「毎日新聞」福島版に、「『震災・原発心配』で入学辞退」の記事がある。
 県内の国公私立大学入学予定者の内30日現在、「原発」「震災」不安を理由に少なくとも11人が入学を辞退したとのことだった。専門家は、「冷静に対応してほしい」と呼びかけていた。特に、福島医大の辞退者について、副学長が「入学予定者は科学的に冷静に判断してほしい」と呼びかけたとある。
 この記事を読んだ時点では、その記事のままで合点がいった。それが、小中学校が放射線量の基準を必要としている現在、その記事を読み直すと、辞退者は科学的に冷静に判断した結果だったのかもしれないとも思えてくる。
 ちらりとみた情報では、福島大学留学生177人のうち約120人が帰国し、5月9日の大学講義開始にどの程度戻ってくれるかは分からない状態とのこと。
 ただ、これは福島だけのことではなく、日本全体の傾向の中の一つの事象とも。

 文部科学省が放射線量の高い小中学校などで屋外活動を制限する基準を示したことについての数値も躍る。この整理を避けていたのは、捉え方によっては微妙な問題の可能性もないわけでもないからだ。
 秩序を保つには、示された数値で説得される事を大切にしなければならない。しかし、直接健康にかかわる事なので、納得も大切になるという事でもある。
 評価的な事は避けて、目にした数値の羅列だけの整理にする。

 まずは、線引きの基準値3.8マイクロシーベルト/時。
 これは、児童らが1日に屋外で8時間、屋内で16時間過ごすと仮定し、年間の積算放射線量が20ミリシーベルトに達するかどうかを目安として算定されたものとのことだ。

 次が、上記の数値が導き出された根拠の20ミリシーベルト/年。
 これは、「計画的避難区域」の設定にあたって使われた数値。その根拠として、緊急事態期の被ばくとしてICRPが勧告した20~100ミリシーベルト/年の下限値にあたる数値を基にしたもの。 事故による被ばくの総量が100ミリシーベルトを超えることがないような対応をしつつ、将来的には年間1ミリシーベルト/年以下まで戻すための防護策を講ずることを意味しているらしい。その緊急時の数値だ。
 ただ、この数値について根拠として公表はされないが、放射線や放射能を扱う医師、レントゲン技師、看護師の基準値とも重なるらしい。

 更に、これと関連するのが、2.2マイクロシーベルト/時。
 3.8マイクロシーベルト/時は、いろいろな算定条件を付して年間の積算放射線量をはじくが、その条件を付さないと、この数値が導き出される。

 直ぐに消えたが、ちらりと躍った数値が10ミリシーベルト/年という数値。
 13日頃、原子力安全委員会が目安にすべき数値として文科省に示した見解とされる。住民に避難を求める「計画的避難区域」の基準である年間被ばく線量20ミリシーベルトの半分で、児童、生徒に配慮した数値だったらしい。いつの間にか自然消滅した。
 したがって、その逆算の数値は見かけない。
 〇 3.8マイクロシーベルト/時と対応するのが1.9マイクロシーベルト/時で、2.2マイクロシーベルト/時と対応させると1.1マイクロシーベルト/時という数値になるだろうか。

 先に整理したが、川俣町の市民団体「原発震災復興・福島会議」の方がはじき出された放射線管理区域の基準に相当する0.6マイクロシーベルト/時もある。

 現時点では、どの数値を根拠にするにしても、失われた環境を改善するための方策や努力とセットにした論でなければ説得力は生じないということだろうか。
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by shingen1948 | 2011-04-26 05:08 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 一般化が進むと分かりやすくはなるが、実際の事象から離れ真実は語らなくなるというのはよく言われること。
 我々一般人向けに一般化してくださったことと躍った数値を見比べると、説明されていることは実際の事象と違うのではないかと思えてくることがある。

 「市政だより」に「放射線について正しく理解しよう」というページがあって、半減期の考え方がグラフで説明される。更に、放射性ヨウ素の半減期8日と放射性セシウムの半減期30年が解説される。
 説明されたグラフをもとに、実際にグラフ用紙にその曲線を描き、福島市と飯舘村の測定値をプロットして重ねてみる。すると、これが合わない。

 説明の放射性ヨウ素の半減期といわれる8日の曲線に馴染む測定値は、測定値の11日目辺りを過ぎてからだ。素人が描いた曲線だからだと言われればそれまでだが、説明は素人向けのはず。
 曲線の後半は浮いた状態になるのだが、これが放射性セシウムの影響だろうとされることには「市政だより」の基礎知識で納得できる。
 その初期の11日目辺りの曲線がしっくりいかないので、いろいろな半減期を想定して曲線を描いて測定値に重ねてみる。しっくりいくような気がするのが、半減期を3.5程度の曲線だ。
 
 これは、単なる素人の感覚だとは思う。専門家が、見逃すはずもない。
 ただ、「市政だより」は、分かりやすくするために一般化しているはず。実際の事象から半減期8日と30年の物質だけを提示して抽象化することで、分かりやすさを狙ったとも思う。

 専門家らしき方々の意見をネットで探してみる。しかし、ほとんどが放射性ヨウ素の半減期と合うとされる。科学的にもそういう風に見なければならないということなのかもしれない。
 専門家には、健康被害にかかわる放射性ヨウ素と放射性セシウム以外の事象を無視してしまう習性があるのではないかといううがった見方も頭をよぎるのは、分からない自分を納得させようとする意識でしかない。

 つくば市で観測された放射性物質にテルル132というのがネットの情報にあって、これが半減期3.204日とのこと。他に半減期2.295時間のヨウ素132も観測されたとのこと。実際は、こういった物質が複雑に混じり合っていたのではないかと勝手に自分を納得させて、けりをつける。

 「市政だより」では、市民にこんな難しい放射性物質なることの勉強を要求しているともいえる。
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by shingen1948 | 2011-04-25 06:12 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 文部科学省が放射線量の高い小中学校などで屋外活動を制限する基準を示したことについての説明会が行われたとのこと
 報道によると、その線引きの基準値が、3.8マイクロシーベルトとのことだ。これは、児童らが1日に屋外で8時間、屋内で16時間過ごすと仮定し、年間の積算放射線量が20ミリシーベルトに達するかどうかを目安として算定、公表したとのことだ。
 これ未満なら、普通の学校生活を送っても構わないという安全重視の値であり、安心して屋外活動をするための一つの指針とのことだ。

 地元紙を眺めた中でこの基準値を厳しく捉えていると感じるのが、川俣町の市民団体「原発震災復興・福島会議」の方の意見だろうか。
 「一般人が立ち入り制限になる放射線管理区域の基準に相当する毎時0.6マイクロシーベルト以上の学校は、授業を中止して学童疎開を進めるべきだ」と強調する。

 その放射線管理区域の基準とやらを確認してみる。
 <放射線管理区域>
 3ヶ月当たり1.3ミリシーベルト(mSv/3ヶ月)を越えるおそれのある区域。放射線環境に応じた作業者の出入り規制、防護設備の徹底、線量の監視、汚染の拡大防止などの防護管理を円滑に遂行するために設けられる。

 この3ヶ月当たり1.3ミリシーベルトから、1.3/90を24で割って算出されたのが、0.6マイクロシーベルト/時という数値のようだ。これを基準とすべきということを主張なされているようだ。

 この主張、かなり厳しい意見と映る。
 しかし、学校が病院などで見かけるマークをつけて管理する範囲と同じ状態ということである。そこには、異常な数値に慣れてしまった自分をも感じる。
 それでも、その環境の中で日常生活を取り戻すには妥協せざるを得ないという思いもあり、その中には、どこかに故郷の誇りを感じたいという意識も含んでいる。

 この基準に従って故郷を眺めれば、福島には、「本当の空」はなく、奪い去られたこともよく分かる。都会では風評被害として扱うべき事項の中に、ここでは配慮事項として扱うべき事があるのかも知れないとも思う。
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by shingen1948 | 2011-04-24 06:16 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 地域を散歩することを楽しんでいるが、数値をみると勝手に楽しむところがあって、深刻に考えることなく勝手な事を思っている。微妙な問題の可能性もあるので、まずはお気楽な散歩人という立場であることを断っておく。

 公表された県内の公立・私立の小中学校、特別支援学校、幼稚園、保育所で行われた放射線量測定結果数値を眺めた時に、漠然と高いと感じていた。その感覚のずれのようなものに、二本松市のホームページある市独自の調査結果をみて、少し合点がいったことがある。

 二本松市では、県の調査を受けて市独自でも調査を行ったようで、それが公表されている。
 その調査は、測定地点を校庭、玄関前、教室、体育館と広げていることに特徴があるように感じる。このことで、リスクの感覚からすると校庭がダメージを受けていることが、散歩人のような者にも分からせる。
 並べられた数値と自分の感覚とを比べてみる。
 漠然と予測した数値に近いのが玄関前の測定値だ。このことから、公表で並べられた数値をみて、漠然と高いと感じたわけが分かる。学校という施設の中で、校庭の測定値は最も高いのだが、公表された各学校の測定値は、その校庭の測定値が羅列されていたということだ。

 少し合点がいったところで、自分の感覚と比べながら数値を眺めてみる。
 室内の教室は玄関の1/10で、開放になりがちな体育館でも充分に低い数値を示しているように感じる。報道の中で目にした一番厳しい数値0.6マイクロシーベル/時の要求にも耐えられそうな数値に思う。室内は、放射線量を低めるという実証にもなっているようにも思う。

 県の測定と同じように、校庭の1㎝と1mの測定値も示す。その1㎝高の測定値を横軸に1m高の測定値を縦軸にグラフ化すれば、正比例的な関係をイメージできそうに思う。
 漠然と空中からの線量というイメージだったものが、校庭の土に積もったものから放出されているというイメージに変化したように思う。
 玄関前が低いのは、地形とか周りの環境という事の他に、地面がコンクリートであるということもかかわっているのではないか等々、素人の疑問に応えるヒントがたくさん詰まっているように感じた。
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by shingen1948 | 2011-04-23 06:28 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 飯舘村を中心とした「計画的避難区域」の設定を巡る混乱は、構図として村に残りたいとする感覚を中心に報道されたように思う。
 経験則による医学的根拠100ミリシーベルトには程遠いので過度の心配は無用と説明されていたところに、背広姿の官房長官が、日常が戻った東京から軽やかに、健康被害の恐れがあるので「計画的避難区域」なるものを設定すると情報が発信されたことによる混乱構図のように感じる。
 報じられていないが、当然、長期化に伴って家族や子供を思う心を元にしたもう一つの混乱もあったはずと勝手に思う。その混乱は、別の場所、別の事象として報じられる。

 福島県が県内の公立・私立の小中学校、特別支援学校、幼稚園、保育所合わせて1648施設で3日間にわたって行った放射線量緊急測定結果を公表したのは8日だった。その時、現在使用している施設は「ただちに健康に影響を与える数値ではない」と発表されたと報じられた。

 直接子供がかかわる立場の方がこの数値を眺めたら、ショックだろうなと思った。
 報道された表現では「県は、10マイクロシーベルトを上回る施設は既に使用しないことになっていて、その他の地域では高い学校でも6マイクロシーベルト程度で、県全域で日常生活に問題のないレベル」とされたということだった。
 モニタリングの結果、ほとんどの地域で県が行っている七方部のモニタリングに近い値を示したとしているのだが、散歩人でさえ感覚的には七方部のモニタリングの数値の倍近い数値に感じたものだ。

 報道されたことをたどってみると、その数値が市教委や各学校に落とされていく段階で、現場では子供に長期間にこの環境が影響を与える配慮が必要との判断が働いていったように思う。これが、長期化に伴って家族や子供を思う心をもとにした一つの混乱と重なる部分ではないかと勝手に思う。
 「県全域で日常生活に問題のないレベル」とした県が、面子を保たれたのは、屋外での活動やグラウンドの使用など、長期間の影響などについて「もし注意すべき点があれば国に早期に示してもらい、各施設が基準に基づいて対応できるようにしたい」という態度を示したと報じられた事だったように思う。地域住民の感覚に遠い国は、その基準値を示すことができなかったということで、県の立場は保たれたように思うのだ。

 飯舘村を中心とした「計画的避難区域」の設定を巡る混乱では、報じられていないが、当然こちらの感覚からの混乱もあったはずだと勝手に思う。
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by shingen1948 | 2011-04-22 07:12 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)
 「毎日新聞」では、文科省が公表する累積放射線量を継続的に掲載するが、これは23日からの積算情報になっている。
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 この累積放射線量を見る限りにおいては、福島市の数値はやや安定しているようにも見える。
 ただ、測定時間を見ると分かるように、福島市のこの日までの数値は除外され、新たな測定値を利用して23日からにするという意図はよくは分からない。
 降下物が地表にたまることを想定し、半減期も踏まえた1年間の被ばく線量ということで計算し直したというのかもしれない。あるいは、この辺りから測定地点が充実して科学的な数値がはじき出されたというのかもしれない。
 確かに、3月17日から福島市内の観測地点の公開は増えている。農業総合センター果樹研究所、福島市役所、福島西IC、福島自治研修センターの複数個所で測定値が公開され、その平均ということでの数値なのかもしれない。それを17日から23日まで試行し、23日から正式に活用しているということなのだろうか。
 その試行期間らしき新たな測定値とそれ以前の数値見比べる。()内が、今までの測定値の最大値と最小値、その前に並べたのが、それぞれの観測地点の数値
 3月17日 7.30 8.96 8.16 2.93、(14.8-12.2)
 3月18日 6.67 12.34 5.27 2.60 (12.7-10.5)
 3月19日 5.38 9.30 4.78 2.00  (11.1-9.21)
 3月20日 4.80 7.26 3.94 1.59 (10.1-8.13)
 3月21日 4.19 7.30 2.93 1.60 (8.06-7.1)
 3月22日 3.35 6.32 2.77 1.32 (7.08-5.48)
 この中では、福島市役所が大きめの数値だが、それでも以前使用の測定値(最大-最少)より低めだ。郊外は、高めの農業総合センター果樹研究所でも以前使用の測定値の約半分とみた。

 切り替えのあった日、3月23日は、2.85 4.82 2.33 1.34(5.90-5.12)で、やや安定した数値になっていた。ここから、文科省が福島の継続的な累積放射線量を含めて公表し始めるという経緯だ。
 4月16日現在1.17  1.64  0.90  0.44(1.86-1.77)と全体的にも安定し、特に福島西IC、福島自治研修センターは数値の安心を増す貢献役割を担っていたように思う。この頃、数値が安定して高止まりしたのはセシウムの影響によるものとの情報も見る。
 自分に都合のいい方に解釈して何となく持つ安心感を持つようにしていたが、各校の校庭の放射線量公開でそれが少しぐらつく。
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 ネットで見かけた以前使用の測定値を積み重ねた累積放射線量では、飯舘村8.1福島市3.8マイクロシーベルトらしい。

 FTVのページを開いたら、「胃のX線集団検診1回あたりの放射線量は600マイクロシーベルト/回」は残っているが、「本日の測定値のうち、最も高い飯舘村の測定値は、これを十分下回っており、健康に影響ないレベルと考えられます」とのコメントは消えていた。
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by shingen1948 | 2011-04-21 05:27 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)