人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

福島の建築 ⑫

 半沢氏のフィールドワークメモに、笹木野の煉瓦工場とかかわる信達の主要な建物に、製氷会社・勧銀・伊達亀岡総本家の名を挙げる。
 製氷会社が煉瓦と結び付くイメージを持ち合わせてはいないが、勧銀は確かに煉瓦造りのイメージだった。どちらの建物も、昭和40年代に、誰からも惜しまれることなく、老朽化と地域開発のためにその姿を消した。
 伊達亀岡総本家というのは、保原の公園に保存された旧亀岡住宅の事なのだろうか。
福島県指定重要文化財
旧亀岡家住宅~明治の擬洋風建築~

a0087378_4483352.jpg
 木造二階建 建築面積415.5㎡ 延床面積646.9㎡
 所在地 伊達市保原町大泉字宮脇265保原総合公園内
 この建物は19世紀の末頃、桑折町大字伊達崎(旧伊達崎村)で蚕種製造業を営んでいた亀岡正元氏によって建てられた。正元は西洋志向が強かったようで、この時代の農民住居としては稀な擬洋風の建築となった。
 建物は総二階建の座敷棟と北側に続く平家の居住棟の2棟からなる。二階建ての主棟の外観は全くの洋風で、棟に立つ2つのランタンと飾り煙突、下見板張りの外壁、八角形の塔屋などにその特徴が見られる。これに対して、内部は大部分が純和風の屋敷で、洋間は1室だけである。また、廊下との間仕切りは障子の代わりにガラス戸を多く用い、室内の建築材は主に欅、杉、黒柿、埋れ木などである。
 昭和60年(1985) 正元の子孫阿部正子氏から旧保原町に寄贈があり、平成7年3月ここに復原組立てられた。平成8年3月、福島県指定重要文化財に指定された。
 平成19年7月
 伊達市教育委員会

a0087378_534252.jpg
 改築のため、専門的には記録できないようだが、明治10年頃から明治18年頃の擬洋館建築と思われているらしい。外壁などは独特な工法らしい。
 難しいことは分からないが、この玄関から3階の展望室、そして、八角形に飾られた頂点までを見上げた感じはいいなと思う。


a0087378_5145667.jpg
 内部は見学していないが、こちらから入るらしい。外見が洋風なのに対して、内部は、「埋もれ木」などを使ったりして贅を尽くした純和風と聞く。


a0087378_518204.jpg
 煉瓦造りのイメージは見つからないが、それはさておいて、この辺りでも、桑折の郡役所やこの建物のように、近代の擬洋館建築が保存されはじまっていることに、感じるものはある。
(これは、西側から見たところ)
by shingen1948 | 2010-01-31 05:26 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)