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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建築 ⑥

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 建築物のよさがよく分かっているわけではない。
 それでも、意図的に記録しておいて整理していこうと思ったのは、昨年の夏、この現場に出会ったからだ。
 ここにあった東北電力の旧社が価値ある建築物の風景だったのかどうかは、分かってはいない。ただ、昔からここを通るたびに、気になる建物ではあった。
 それだけだったが、それが、ある日突然消しゴムで消される瞬間に出会ってしまうと考えてしまう。
 価値があるかどうかは別にして、自分が気になる景色は記録しておこうと思ったのだ。
 整理はいつでもできる。とりあえず撮っておくということだ。


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 とりあえず、壊された東北電力福島営業所の建物を整理してみる。

 旧福島電燈社屋として昭和2年(1927)に清水建設によって建設されたものらしい。素人目には、市内に現存する近代洋風建築の中でも優れている方だったかなあと勝手に思っている。
 歴史的には、明治28年(1895)福島で最初に設立された電力会社の社屋だったということだ。子規が福島に来た2年後に設立されている。


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 竣工当時のものと思われる石碑は残るようだ。


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 ここにあった建物の姿とその歴史は、平成14年に建てられた記念碑に刻まれて残るようだ。


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 これが、今の状態だ。
 多分、電力福島営業所の建物が壊されて、道が広がって機能的な街になるのだろう。

 年をとってくると、振り返ることが多くなる。それは創造性がなくなったことも意味することは分かる。
 それでも、この街と出会った時にはあったが、消えていったものを数えている。
 日本銀行・勧銀、そして福島駅舎、バスターミナル、福大校舎・福大経済学部校舎などの公営の建物、市電等々……。
by shingen1948 | 2010-01-24 06:25 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)