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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建築③

 ヴォーリズ設計の教会ということで、日本基督教団若松栄町教会も、ここで整理しておく。ここは、昨年の夏に会津に出かけたときに立ち寄ったものだ。
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 最近は、野口英世青春通りのシンボルとして、「英世か洗礼を受けた教会」という位置づけで観光資源にしているようだ。
 近くの会陽院(現.壱番館)に薬局生として、医学・英・仏語を学んでいた野口英世(当時は清作)が、1895年(明治28年)19歳で洗礼を受けているという。
 山内よねに想いを寄せたことと関係するともいわれているらしい。当時教会では英語訳読や英会話を教えていて、野口青年はそれに熱心に通っていたという。


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 会津に住んでいた頃は、この建物の北側の道が、家から神明通りに抜ける近道でよく通っていた。この教会には懐かしいという思いがある。
 いつも見ていたのは、こんな角度で、もっと古びたイメージだった。

 「文化遺産オンライン」によると、平成12年4月28日に登録有形文化財になっているようだ。
 明治44に建設された木造2階建で、鉄板葺。(塔屋部は三階建て)


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 木造下見板張りのゴシック式教会堂で、会堂部の外郭はラテン十字を描く。ヴォーリズ設計の福島教会を手本としたと伝えられ、45度振った玄関部に尖塔付きの角塔をたちあげる。礼拝堂内のタイバーを用いた架構も時代性をよく示しており貴重である。



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 「ヴォーリズ設計の福島教会を手本としたと伝えられ」と表現されるのは、本当は、ヴォーリズ設計に違いないと思われているが、その確認がとれないためと思われる。
 福島教会を手本としているというのは確実な情報なので、気を使った表現になっているようだ。

 「会津の建築」によると、工事は仙台の7人の大工さんが来ていたという。また、建設当時、会津の大工さんが連日見学に来たと伝えられているという。平成13年(2001)に大規模な改修が行われたとのことだ。


 ※ 写真を整理していたら、日本基督教団若松栄町教会の前に建つ案内板をメモ代わりに写しておいたものが出てきたので、これを加えて修正する。(2010/1/27)
 野口英世ゆかりの場所
 1894年9月10日、若松日本基督教会として北小路(現日新町)で創立、当時、カイ會陽医院で薬局生として勉強していた野口清作(のちに英世と改名)は、藤生金六牧師夫妻の英語塾に通い、初恋の人山内ヨネとの恋の悩みや人生相談に乗ってもらいながら聖書に触れ、洗礼を受けるに至りました。
 「1896(明治28)年野口清作藤生金六牧師から受洗」と記録された信徒人名簿が残されています。その後、1911年、現在地にこの礼拝堂が建設されました。

by shingen1948 | 2010-01-21 06:29 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)