地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島の建築

 歩って確かめた建物の詳細を確認する。
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 宮下町の「日本キリスト教団福島教会」は、明治42年(1909)で、「文化庁の文化遺産オンライン」によると、平成13年10月12日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されている。
 設計者のヴォーリズは、建築設計にかかわる方の間では評価は定まっていないものの、有名な方らしい。この教会は、その方が最初に手掛けた教会という事だ。


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 煉瓦及び木造平屋一部2階建、銅板葺、建築面積221㎡
 正方形平面の礼拝部の北に内陣,南に集会室を突出して設けた集中式の教会堂で,集会室脇に鐘楼を付属する。木造による軸部の外に煉瓦壁を積んだ構造で,ゴシック式尖塔アーチによる窓を開ける。ヴォーリズの設計になり,同人が最初に手がけた教会堂とされる。


 ヴォーリズ氏の経歴を確認すると、建設事務所を開設した次の年の作品ということになるようだ。


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 昔、子どもにここを題材に絵をかかせると、いい作品に仕上がるという話を聞いたことがある。
 今は、描きたいと思う心を一義的に考えるそうだが、昔は、描かれるものの力も含めて評価される時代があったそうだ。その頃の話だ。
 昔話だが、この建物が感性に訴える力が宿っているという事ではあるようだ。

 その頃、子どもたちは、思い思いの方向からこの教会を描いたのだろうか。


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 「福島県の明治の建物」で、この建築にかかわる詳細をみた。
 日本キリスト教団福島教会が福島に設立されたのは、明治19年で、この建物は、明治42年(1909)に新築された。
 明治42年3月3日に、仙台で直接ヴォーリズ氏と会見して依頼し、5日ヴォーリズ氏が来福した。
 4月上旬に設計図到着、7月5日に棟梁斎藤信吉氏と工事契約5400円、7月20日に着工、12月20日に竣工とのこと。

 この街では、ある日突然いいなと思う建物が消え去る事が多い。
 これは、福島市内に残った唯一の明治時代の煉瓦建築とも聞く。しっかり心に刻んでおきたいと思う。

 ※ ヴォーリズ
 明治13年(1880)アメリカ生まれ。
 明治38年(1905)日本には英語教師として来日し、明治41年(1908)にヴォーリズ建築事務所を開設し、日本各地に学校、教会、YMCA、病院、百貨店、住宅など西洋建築の設計を数多く手掛けたとのことだ。
 1941年(昭和16年)に日本に帰化してからは、一柳米来留(ひとつやなぎ めれる)と名乗ったという。
 なお、福島新町教会も氏の設計によるものとのことだ。昭和2年(1927年)
by shingen1948 | 2010-01-19 05:34 | ◎ 福島の建築 | Comments(0)