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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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菅野八郎自刻の碑

 菅野八郎生家の前山に「留此而祈直」と自ら彫った岩があるということだ。
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 その前山は、この南に向かう道を登った所と見当をつける。


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 少し行くと、山道に入る路地がある。
 ここを登れば、それがあるはずという見当で登ると、確かにありました。


 石の脇には、説明の案内板がある。平成4年に史跡として指定されたということだ。しかもその第一号ということだ。

 保原町指定史跡
 菅野八郎自刻の碑
 指定番号 史第一号
 指 定 日 平成4年2月1日
 所 在 地 保原町大字金原田字長沢107番地
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 菅野八郎は文化10年(1813)金原田村(保原町大字金原田)に生まれた。八郎は正義感にあふれた人物と伝えられる。村民の幸福や国のことを思って苦悩し、多くの優れた著作を書き残している。そして伊達郡内の農民たちの思想的な指導者として信頼が厚かった。しかしそれ故に、八丈島に遠島になったり、慶応2年(1866)に起きた信達騒動(世直し農民一揆)の首謀者の嫌疑をかけられたこともあった。この間八郎は安政4年(1857)3月、自宅近くの吾妻山上の大石に「八老、魂を此に留めて直きを祈る」と自ら刻した。この自刻の碑は八郎の思想形成の上で記念すべき碑であると言われている。
 平成4年3月
 保原町教育委員会

 ここは、村人が眠る墓地も含めて村々が見渡せ、更には伊達の地が見渡せ、そして、吾妻山が見えるという山のようだ。
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 吾妻山と黄金神社の石碑が建っている。
 ここは、単な馴染みのある山というだけでなく、「吾妻山」信仰があるようだ。
 吾妻山が拝める山であり、村人の吾妻山講や金華山講の象徴であるような気がする。そういった身近な信仰と結びついたありがたい山の頂であるようだ。


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 単に家の前山にあった大石に刻んだというだけではなさそうだ。この場所は選ばれた場所で、そこにある大石に刻んだ信念だと思われる。
 神秘的な山の大石に「留此而祈直」と自らの思いを刻んだということだろう。
by shingen1948 | 2009-12-13 05:41 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)