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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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新山古墳②と船橋遺跡など

 古墳にかかわって散策すると、無意識に貴重なのは古いこと、大きいこと、前方後円墳など権威を誇ることなどとに興味を持ってしまう。
 しかし、新しいことと次の時代の古いことが重なるということに目を向けて、散策してきたことを実感でつなごうとすると最後期であること、衰退していることや貧弱であることも魅力になる。
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 この古墳で興味深いのは、この新山古墳群は、古代の静戸郷を治めていた有力者の墓と考えられるということだ。
 案内板では、「古代の郷名は静戸郷にあたる。梁川町においては唯一の古墳帯であり、阿武隈高原西麗における最北隅の貴重な古墳群である。」といい、マホロンのこの新山古墳の性格を「有力者の墓 ※梁川町指定史跡」としている。

 散策を整理するのに、古代のこのあたりの様子を確かめる。
 この信夫近隣には、伊具(宮城県伊具郡・角田市)、思(おもい)(宮城県亘理郡)、阿尺(あさか)(福島県郡山市)、染羽(しねは)(福島県双葉郡)、白河(福島県白河市)に国造がおかれたということが分かる。
 ちょっと気になったのが、信夫国造の姓だ。姓氏姓制度では血縁を表す氏と職務を表す姓が定められたそうだが、信夫国造は久麻直(くまのあたい)。従って、信夫国造の姓が直(あたい)ということなのだ。

 これが、自分に勝手な想像を誘う。
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 今回発掘調査説明が行われた舟橋北遺跡は、周りに奈良から平安時代にかけての遺跡があり、米の倉らしきものがあったということだ。その遺跡の中で発見された土器に刻まれた文字が、「直刀自」だ。
 「刀自」についての説明は聞いたが、気になってきたのが「直」の方だ。
 専門の方はそんなことは百も承知のはずで、素人が口を出すことではないことは分かっているが、それでも気にはなる。
by shingen1948 | 2009-11-29 05:37 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)