地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「禅 ZEN」視聴記録

禅 ZEN
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 映画館で見逃した方は自由にどうぞということで、曹洞宗東北管区主催「禅特別上映会」に出かけてみた。
 この映画は、曹洞宗の開祖道元禅師の半生を描いた作品だ。
 24歳の時、真の仏道を求めて中国へ渡り、天童山で如浄禅師と出会い、坐禅を中心とした本物の修行に打ち込む。そして、仏典の土産を持たず、ただ「只管打坐(しかんたざ)」というただひたすらに坐るという教えだけを身につけて日本に戻る。





 パンフレットも頂いたが、その表紙には「あるがままに」とある。
 「春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり」
森羅万象の中には、仏法を語る広大な文字が豊に存在し、日常の平凡な生活の中にも仏道は、その姿を表しているのです。
 簡潔に、道元が唱えるスピリット、「禅は、作法や経典といったマニュアルにこだわらずに、「只管打坐」というただひたすらに坐禅で心を無にして、その境地にたつ」という曹洞宗の教えを表現したものと理解する。

 鎌倉仏教の中で、親しまれているのは、一心に念仏を唱えれば来世に救われるという他力の教えだが、これは、「修証一如」、つまり無限の修行こそが成仏であると称えるらしい。
 この教えに接するのは初めてだ。
 宗教に無縁なものにとっては、一見ハードルが高そうだが、あるがまま自然に身を任せ、ただひたすら座禅するというのは、それなりに分かると思えなくもない。

 主演の中村勘太郎は重いスピリットにも耐え、堂々とした道元に同化して、存在感をみなぎらせていた。
 普通の人々の醜さ弱さの象徴として、おりんとそのおりんにかかわる人物の物語の展開、そして、北条時頼という権力者との問答も、物語としてを調和している。地味で淡々とした修行に徹する日常の道元の教えや内面に、華やかさをもたせていた。
 四季折々の風景の映像も美しかった。

 なかなかまとまらない。
 よかったのだが、自分にとっては、重い作品だった。

 道元禅師について、曹洞宗のページの「道元禅師様」が簡潔で分かりやすい。
 
「禅 ZEN」の映画詳細、映画館情報はこちら >>




「エキサイトシネマ」作品紹介内容

 作品のあらすじと解説
 鎌倉時代に生きた、座禅を行じる曹洞宗の開祖・道元禅師の伝記映画。日本の美しい四季の風景も見どころだ

 鎌倉時代。仏道の正師を求め、24歳で宋へ渡った道元。修行を積んで悟りを得た道元は、帰国して如浄禅師の教えを打ち立てることを決意する。周囲には次第に道元の教えに賛同するものが増えてくるが、それを妬んだ比叡山の僧兵の圧迫により、道元たちは越前へ移る。  永平寺を建立して門徒たちの指導に励む道元のもとへ、ある日六波羅探題の義重が訪れた。時の執権・北条時頼を怨霊から救って欲しいというのだ。道元は求めに応じて、鎌倉へと向かう。

 親鸞や日蓮に比べドラマチックなエピソードが少ないためか、また小説や映画に登場することも少ないためか、その生涯や人物像が門徒以外にはあまり知られることがない曹洞宗の開祖、道元。本作はその道元の生涯を追いながら、彼が説いた「禅」とは何かを描いた伝記映画だ。道元を演じるのは、歌舞伎俳優の中村勘太郎。青年期から晩年までの道元を一気に演じきっている。その他にも、遊女から道元に帰依して出家するというヒロインのおりんを内田有紀、若き執権・北条時頼を藤原竜也が演じている。監督・脚本は『光の雨』や『丘を越えて』の高橋伴明。四季の移り変わりが美しい日本の風景や、雄大な中国ロケも見どころだ。ちなみに『ファンシイダンス』のお寺はこの曹洞宗がモデル。

キャスト&スタッフ
 監督・脚本 : 高橋伴明
 原    作 : 大谷哲夫
 出    演 : 中村勘太郎/内田有紀/藤原竜也/村上淳/哀川翔/勝村政信/笹野高史/西村雅彦/高橋惠子

 上映時間 : 128分
by shingen1948 | 2009-10-20 05:45 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)