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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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庚申壇古墳説明会③~後円部(墳頂)

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 後円部墳頂は、昨年も説明会が行われ、そのことをもとに、以下のように整理したところだ。
 〇 「庚申壇古墳説明会④~後円部(墳頂)」
 〇 「庚申壇古墳説明会⑤~後円部(墳頂)②」
 今回は、この時に残っていたベルトを除去して、第一主体の埋葬施設の形態と構造を確認したということのようだ。


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 さらに、その部分の土層を観察するために断ち割を3か所に入れたようだ。

 第一主体の埋葬施設の形態と構造については、昨年の説明の通りだ。
 遺体を入れた木棺は腐ってなくなっているが、小礫を敷いた上に置かれていたと考えられ、副葬品として、鉄剣や鉄鏃などが見つかっている。
 具体的には次のようなことだ。
 ○ ここは、木棺を覆う施設であり、その規模は、主軸長5.8m、幅2.4mとのこと。
 ○ 棺の形態は檪床の様子から舟形の木管であり、その規模は長さ約5m幅約0.6mであり、棺の両端は緩やかな弧をを描くと考えられること。
 ○ 棺は東西の方向に置かれ、副葬品の位置などから、頭が東向きであったと推定されること。
 ○ 施設は、人頭大の丸い石と粘土を用いて高まりをつくり、棺を置いた間にやや小さめの石を積めたようだ。木棺の下に敷かれた檪床との間に、その小石が検出されるということのようだ。


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 今年、断ち割を3か所に入れた成果が、主体部の構築順序の確認ということらしい。
 ①→② 平坦な基盤に、土を混ぜた小礫を一段3㎝程度の厚さに積む。
 ②→③→④ 両端の高まりの土台になる土を12㎝積み、その内側に棺の幅に合わせて赤茶色の砂土を盛る。
 ⑤ その上から棺の内部にかけて小石を積み、ここに木棺を置く。
 ⑥ 周りを白粘土で高まりを作る。両端は、人頭大の石で棺をおさえる。
 ⑦ ⑤の上にこぶし大の石を敷く。
 ⑧ 両脇の高まりの部分⑥に人頭大の丸い石を積み白粘土土で貼り付ける。

 ※ 現時点では、埋葬施設を設置するための堀込みは確認していないので、古墳に土を盛り上げていく途中に埋葬施設は造られていったと考えるとのこと。


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 今回はその北西側の第2主体部の形態や規模を確認しながら掘り進めているとのことだ。
その規模は、主軸長約2.7m、幅約1mとのことだ。


 昨日は、町頭遺跡現地説明会に出かけたが、こちらは庚申壇古墳説明会の整理が済んでから整理する。
by shingen1948 | 2009-09-06 05:50 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)