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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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真鍋嘉一郎と、ラジウムと、夏目漱石と……③

 北矢野目城の整理を中途にして、ヤジウマ根性をくすぐられて飯坂温泉に来てしまった。図書館で、「ふる里矢野目の歴史と伝承」の借用を延長する手続きをしに来た。
 ついでに、福島市史資料叢書のコーナーをみていたら、真鍋嘉一郎氏が、どこに泊って、どこから試料を採ったのかという想像のヒントを見つけた。
 福島市史資料叢書第74号に「温泉掎角論」と「飯坂湯野温泉史の復刻」が載っていて、その「飯坂湯野温泉史」の記述の中に、これに関わる記述があった。
 それによると、赤川温泉筋の泉洲閣で、別名赤川端、信濃湯ともいう温泉らしい。

 ここに地図が入っていて、これと照らし合わせると、おおよその位置も確認できる。
a0087378_6144734.jpg
 赤川の西側だ。近くに仙台衡戌分院温泉がみえる。これは、大正3年創設の第2第8第14師団の全部と第13師団の一部の傷病兵を収容する患者療養所と紹介されている。

 赤川温泉筋については、赤川は堀切氏の祖梅山治善が開墾し、この辺りは温泉の泉源地だが、まだ浴場の設備をしていないところが、10数か所あると紹介する。
 その温泉筋の12の温泉を紹介する中に、この温泉の紹介がある。そこに「ラヂウム」の元泉にして効能もっとも顕著なるものありと記述されている。
 ラヂウム卵についても記述されていて、この元湯で鶏卵をうでて数分で食膳に上がると記述し、近時東都に支舗を設けて販売していると紹介している。

 効能にかかわっては、次のように紹介する。
 温度: 華氏150度2
 効能: 皮膚病一切、胃腸病、神経痛、僂麻質斯、諸炊衡、婦人病、外傷快復期、攣縮症等。
 ただ、僂麻質斯というのがどういう症状かが分からない。諸炊衡は、想像だが、いろいろな自由が利かないこととか、バランスを崩した症状の改善ということかなと思う。

 現在の地図と照らし合わせると、このあたりらしい。

by shingen1948 | 2009-05-13 06:20 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(0)