地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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台田遺跡を推理する③

 台田遺跡も、他の安達太良山麓の縄文遺跡と同じようにこの台地の周辺に住居を配したと思われる。
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 したがって、台地中央部は広場的空間として利用するという安達太良山麓の当時の集落遺構は、ここでも通用するものと想像する。
 この畑はその台地中央部の広場的空間ということになる。


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 もと深読みすれば、袋状土壙7基、土器棺墓2基などが検出され、土器棺墓からはヒスイ製の垂玉が出土し、ほかに人面付き土器、船型土製品の出土したというのは、平成7年に県道拡幅工事に伴って台地中央部の調査が行われた塩沢上原A遺跡の結果だが、そんなことも起こり得る広場ということになる。

 この台地は、そんな可能性をベールにつつんでのどかな景色を構成している。
 この遺跡の遺物は、ふれあいセンターに整理されて展示されている。

※ 最近目にした古についての情報を、備忘録としてメモしておく。

  ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
古に関する情報
4月の情報
 福島県県北地区

 福島県地域
 〇 3月14日(土)~5月17日、新編陸奥国風土記巻之七信夫郡展/福島県文化財センター白河館「まほろん」
 〇 4日、大安場古墳公園オープン:前方後方墳の大安場古墳を復元し、発掘資料展示館で遺物展示。(福島民報)
 〇 2日、慧日寺中門一般公開:冬季休業していた金堂も再オープン(福島民報)
 〇 25日13:30、館長講演会 「私の世界文化遺産散歩」/福島県文化財センター白河館「まほろん」:第1回 藤本強氏「世界遺産とは、日本の世界遺産」
 福島県外地域(近県)
 〇 2日、一関市博物館、寺村荘園遺跡展示コーナー新設:藤原清衡が発行した文書「中尊寺幼蔵別当補任状案」の複製や仏教遺跡の写真を展示して、荘園としての平泉との関係、宗教色ある遺跡としての特徴を強調した。(河北新報)
 〇 4日、平泉遺産4資産除外:2011世界遺産登録をめざす平泉文化遺産推薦書作成委員会は、以下の4史跡を除外することを決めた。(河北新報)
  ・ 骨寺村荘園遺跡(一関市)・ 白鳥舘・長者ケ原廃寺跡(奥州市)・達岩窟(平泉市)

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Commented by 「大」@安達太良山麓 at 2009-04-06 19:02 x
近くに沢山の古墳なんかがある所に住んでいますけど、あらためて考察してことがありませんでした。
地元以外の方々のほうが良く知っていると驚きます。
翡翠も出土しているのは驚き、でも摺上川では小さいメノーが拾えますから翡翠もあったのでしょうネ。
Commented by はなまる at 2009-04-07 05:16 x
新年度に入り、県内県外の情報を目にして参考になりました。ありがとうございます。実は去年から恵日寺・仏像・仏教・徳一・平泉と関心を持って歩きはじめていたところです。福島の小倉寺・十一面観音像もみましたが、そろそろ桜が楽しみな時期となりましたね。福島はこれからあちこち歩くのに目を楽しませてくれるところです。
Commented by shingen1948 at 2009-04-07 06:07
(大さんへ)
散策者が地元の方の知識を超えることは決してありません。
この地区で「てっぽうぶち」の方と話していて、マタギの方の感覚ってこんなだろうなと思ったり、部落の飲み会の話を聞いていたら、それは山神講だったりして、豊かな思いをさせてもらっています。
散策していての楽しみは、それぞれの方が、それぞれの範囲で、それぞれの情報を発信しているのをつないでいるうちに、別な世界観がひらめくことです。
つなげたことを整理しているのは、小さな情報への感謝と、そこで構築した喜びを知らせながら、新たな情報を得たいからです。

三森ダム近くの水晶も「玉井」の玉を想像させますよね。
Commented by shingen1948 at 2009-04-07 06:20
(はなまるさんへ)
福島も昨日桜の開花が宣言されました。
例年より5日ほど早いようです。しばらく散策にいい気候が続きそうです。
古の情報は、図書館で地方紙を数紙めくって備忘録としてメモしたものです。私の場合、そのために出かけるというより、チャンスを生かす散策なので、そのための情報整理です。
お役に立ててうれしいです。

Commented by はなまる at 2009-04-07 08:43 x
藤本強氏の講演も恵日寺情報も・・・・地元ならすっ飛んで行きたいです。5月の連休頃からまた歩きはじめようかと思っています。勾玉にも興味が・・・、欲張りですね。
Commented by shingen1948 at 2009-04-09 05:59
ご存じかもしれませんが、もうひとつ恵日寺情報を。
 大さんに、大玉村の相応寺のコメントいただきましたが、この寺も徳一が創建といわれている寺です。
 恵日寺とはもっと深いかかわりで、大さんは、この寺は会津地方の同宗派とも深くつながるとおっしゃっていましたが、
 実は廃れた恵日寺を中興したのは相応寺の方で、徳一の廟の近くに祀られていらっしゃるようなのです。
 参考までに。
Commented by はなまる at 2009-04-09 08:49 x
情報ありがとうございます。小倉寺の仏像群をみても中通り地方のあちこちから集まった像であることが分りますし、徳一関係の人物が中通りで布教していたことが分っていますから、相応寺関係も勉強してみます。益々地元熱が高まります。
Commented by shingen1948 at 2009-04-10 18:06
 昨年知った信夫・伊達の仏教の一つの考え方を参考までにお知らせします。
 昨年、霊山寺の宮脇遺跡が発見されて、その現地説明会に出かけたのですが、
 その中で、鈴木氏は、信夫・伊達の仏教は、会津を拠点とする徳一の「法相教団」に対抗するための天台の教団が中心だったとみているようでした。
 霊山寺(仁部(仁生)寺)を中心に、陸奥の三山として大蔵寺・菩提寺を挙げていました。なお、菩提寺が湯野西原廃寺と想定しているようでした。


Commented by はなまる at 2009-04-11 05:01 x
おはようございます。「山階寺(やましなでら)=興福寺の僧智興が信夫郡に菩提寺という寺を建立した」、この湯野西原廃寺が該当するのですね。その後天台宗が進出してきますが、ここが拠点となっていったのでしょうね。現地説明会に出かけられる機会に恵まれて羨ましいです。生の情報ありがとうございます。
by shingen1948 | 2009-04-06 05:36 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(9)