月の輪の渡し
2009年 03月 06日
文知摺観音からは、北に向かって進んで、高子の高台に上る手前で、阿武隈川を渡るということのようだ。
何度も道に迷って、ようやくこんなところだろうかと思えるところを略図にしてみる。
月輪の渡しの碑が建っているとのことで、現在の月輪大橋あたりを探してみたがみつからなかった。
それより北側の旧道をたどってみると、月輪大橋の下流の右手土手に、石碑が見える。土手によじ登ってみると、「瀬の上の渡し」の碑だった。
この辺りの阿武隈川の氾濫原は、大きく東側を回り込んでいるとのことだから、くるみ川沿いあたりかもしれないと検討をつけてたどるが、見つからない。
川にこだわらずに、脇道を一本一本探したら、思っていたよりも、もっと北側の高台のしかも、かなり東側にその碑はあった。
芭蕉はここを越えて、瀬の上の宿に向かったということだ。