矢野目堰の取水口
2009年 02月 22日
ここは、直ぐに松川橋になる所で、近くに取水口があることが分かる。
飯坂街道から、堰の取水口を確かめに脇道にそれてみる。
最近改修したばかりなのだろうか、新しい蓋が被されている。
その用水路の蓋をたどっていくと、上流からの用水路と合わせた所にたどのつく。この合流地点が主たる工事のように感じる。
何となく堰の取水口方向かなと思える景色が、見えてくる。
やや広まった空間に出る。その脇に用水路跡らしきものがうかがえる。
地図で確かめると、阿保橋より下流の松川左岸が、取水口らしいことが分かる。
土手に登ってみる。多分、ここが取水口であったのだろうことが感じられる。
現在は取水用の用水路としては使われていないらしいが、排水口としては活用されているようだ。
確証はないが、ここに来る時に見た工事された区間の所で、新しく上流の堰と繋がれ、この取水口が廃棄されたのだろうか。上流の堰は恐らく栗本堰だろうと想像する。
※ 栗本堰の円筒分水の散策で、単純に元笹谷堰と元栗本堰の二分と見ていた。しかし、散策を進める中で、元栗本堰への分水と考えていた水は、八反田川の増水用にも活用されていることがわかった。
また、分水口は28口あって、等分したのではなく、笹谷18口、大笹生10口とのことだった。