地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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円筒分水~三森溜池長井坂分水施設

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 円筒分水装置は、栗本堰の他に、今年の夏にもうひとつ見ている。この時は、円筒から噴き出す水が落ちて流れる音と中央からこんこんと湧き上がる水から、そのエネルギーを感じて見とれていただけだった。


 円筒分水装置が、水争いの主たる原因になる河川の流水量による不平等を一気に解決する優れものという意識で見てはいなかった。
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 この分水装置は、三森ため池の長井坂というところの分水施設だ。

 三森ため池は七瀬川の水を堰止めるのにダムになっている。
 池の規模も大きいし、水をたたえた景色もいい。
 その分、そこからサイフォンで導かれたこの装置は目につきにくい。
 道路沿いにはあるのだが、藪の中。見ようという意識がなければ見落としてしまう。
 たどり着いた時は、見つけたぞという喜びがあった。

 この三森溜め池だが、昭和7年から昭和14年にかけて行われた県営農業水利事業で完成されたものだ。七瀬川の水を三森溜池のダムで堰き止めて、ここで百日川と安達太良川の2系列に等分に分水して加水し、南達の里を潤そうということのようだ。
 したがって、この分水が視野に入れているのは、単なる安達太良川の系列ではない。百日川の系列も視野に入れて、幾度となく繰り返された鳴又堰の水騒動の解消という側面も担っているということのようだ。


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 先に散策したように、百日川には、鳴又堰で杉田川から分水して加水されているわけだが、そこに新たにこの七瀬川からの水を足すということである。

 散策した「鳴又堰」は、以下に整理した。
 ○ 鳴俣堰の取水口 
 ○ 鳴俣堰②
 ○ 鳴俣堰③
 ○ 鳴俣堰④
by shingen1948 | 2009-01-12 06:27 | ◎ 水 | Comments(0)