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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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西根上堰取水口を確かめる

 前回は、西根上堰を飯坂温泉付近に絞って歩いてみた。
 しかし、これだけでは、この上堰開削の苦労や、摺上川沿いの穴原から梁川町五十沢までの約30kmにおよぶ大規模な堰であることが、実感できない。第一、落ち着かない。
 本当は、ダイナミックさも実感するには、徒歩での散策なのだろうが、それだけのゆとりはないので、とりあえず車で取水口を確かめにでかけることにした。

 飯坂駅から十綱橋を渡って、湯野側から穴場方面に向かう。
 旧取水口へたどりつくために河原に降りるのだが、その降り口の景色が変わっていて、なかなかみつからなかった。
 しかし、車を降りてあちこち歩いていると、記憶の景色と結びついてきた。
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 旧取水口近くは、トンネルから時々水路が地表に顔を出していた。


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 そうそう、これは、取水口近くのトンネルにあって、今は排水の装置になっていると思われるものだ。


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 中を覗いてみる。水がこんこんと流れる。だんだんと思いだす。


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 ついに出た、旧取水口跡。

 ここからの取水は、代官古河善兵衛が開削する前、6度試み失敗したままになっていた。それで、工事の成否が確定できないと開削は一度不許可になっている。
 寛永3年(1626)3月待望の上堰開削工事に着手するが、岩は堅く鏨もうけつけず、地形は摺上川に面するという難所。
 岩をうがってトンネルとし、10m毎に2mの穴をあけて窓とし明かりをとったという。


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 取水口から道に戻って、堅苅を確かめる。


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 ここは、トンネルを掘ることもできず、長さ9m、幅2.2m、深さ2mの木樋を造り連結するなどの苦労、困難を極めたところだ。
 T-CОМに、具体的な樋越しが載っていた。


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  現在の西根上堰取水口は、穴原温泉近くの桃畑の中にある。
 
 ここを確かめ、湯野の樋越しに向かう。
by shingen1948 | 2009-01-10 10:17 | ◎ 信夫の里(天地人の時) | Comments(0)