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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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信夫の里の天地人~西根上堰

 西根上堰は、摺上川の水を穴原から取り入れ、梁川町五十沢までの約30kmにおよぶ大規模な堰だ。開削も、寛永2年(1625)年から寛永10年(1633)まで、完成まで9年の年月を掛けている。
 とうてい全体を見通せるはずもない。今回は足慣らしなので、無理をせず、飯坂温泉付近に絞って歩いてみる。

 赤川橋を渡った辺りで、確か吊橋があったはずだと思いだす。
 何度か旅館の敷地に入りこんでしまったが、景色を思い出して川岸に出られた。
 しかし、思っていた吊橋はなくなっていて、車が通れる立派な橋になっていた。
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 その橋の辺りで河原に降りて、向かいの崖を見る。西根上堰は川の土手の高さで、ここから辺りから水路が地表に表れているはずだ。上の白く写っているのが、穴場から湯野に行く道で、穴場らから坂道を登って、旧茂庭へ続く道に出る道だ。


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 地表に出た水路は、崖と旅館に挟まれた等高線沿いにゆったりと流れていく。


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 しばらく進むと、崖と摺上川と土手一つを挟んで水路が走るようになる。摺上川の水面を見ると、この用水路がずいぶん高度を保つてきたことが分かる。


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 やがて、鼻毛の隧道に辿り着く。


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隧道はトンネル、


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 鼻毛は、木の根のさまだ。
 ここは岩肌なので、へばりついている木の根が長く垂れ下がるのだが、それを鼻毛に見立てているらしい。


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 この辺りは、手堀りの跡がうかがえる。


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 ここには、案内の標識が立って、見学者の安全を考えたのだろうか、柵も設けられたようだ。


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 ここから、水路はカーブして、道を横切り、湯野側の温泉街の地下を流れていくことになる。
 この横切った道は、スタートした地点でガードレールが見えていた道が、ぶつかった旧茂庭への路だ。あの高さから、一気に下ってきて、土手の高さだった水路と同じ高さになるのだ。


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 町中に入って、十綱橋を過ぎたあたりから、水路はまた顔を出す。湯野から桑折、伊達に向かう道沿いに水は流れていく。当時は水路沿いに道があったということだ。


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 飯坂から桑折までの西根堰の水路は、芭蕉の道であるといえるのかもしれない。ということで、飯坂電車駅前の芭蕉像でしめくくる。
by shingen1948 | 2009-01-06 07:19 | ◎ 信夫の里(天地人の時) | Comments(0)