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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

仙台散策余談~片平丁

 片平丁を散策したのは、石垣の確認のためだった。確かに、ここは歴史の町である。
 昔は、仙台藩の家臣の屋敷が連なっていた場所で、江戸時代に製作された仙台城下絵図によると、伊達安芸、石母田織部、伊達安房、伊達上野、茂庭主水、奥山大学、原田甲斐、飯坂出雲、伊達左兵衛、田村右京、芝田民部、伊達弾正、伊達式部等の屋敷が並んでいるという。
 片平丁の丁は武家地に付けられるもので、町屋、足軽の町は町が付けられているとのことだ。
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 その片平の今の主たる雰囲気は、東北大を中心にした大学の町というイメージが強い。
旧武家屋敷の敷地には東北大が建ち、旧東北帝国大学当時の歴史を感じさせる近代建築物が通りから木々の間から覗ける。


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 東北大も色々な前身を持っていて、片平のキャンパスには工学系の研究所などの古い建物が残っている。ここから先に東北学院大学の趣のある建物もあり、ブラブラと散歩するには絶好の場所だ。

 阿部次郎記念館、小川公園など、大学関係者を記念する遺跡も落ち着いた感じの趣のある通りの趣を醸し出す役割を演じている。


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 魯迅が仙台医学校に学んでいたときの下宿蹟がある。この建物がその時の建物が残ったものかどうかは分からない。

 片平丁の名称のヒラは、断崖または斜面地をいう古語とのことだ。片平丁の地形は、広瀬川側は崖になっている。それで、片方が崖や坂のヒラということで、片ヒラとなり、それに武家地の丁がついて片平丁とのことだ。

 片平丁を散策して、駅へ向かう道が分からなくなって、通りかかった学生風の若者に訪ねたのだが、親切だった。
 道を一つ横切らなければならないのだが、次のところで渡らないと歩道橋登らなければならなくなるとか、道が二つに分かれている所が迷いやすいとかいろいろと丁寧に教えてくれた。
 
 その若者は、蓋が半開きになったカップラーメンを手にしていたのでどうしたのかと尋ねると、購買したところでお湯が切れて途中とのことだ。別のコンビニで事情を話してお湯を貰いに行く途中だったとのこと。
 コンビニ前で別れ際にも、再度迷いやすいところを解説してくれた。
 
 片平は、学生の街のよさを残す懐かしい街としてのイメージを付け加えたい。
by shingen1948 | 2008-12-14 12:26 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)