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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「平泉―みちのくの浄土」展③

 勝常寺の薬師三尊像がメインで中央に鎮座するが、周りをたくさんの東北各地の平安の仏像で固めている。それぞれの地域で、大切に受け継がれてきた仏像が集う。

 勝常寺の薬師三尊像が、国宝になった今でも現役で人々の願いに応じているのと同じように、ここで公開されている仏像たちも、それぞれ現役でそれぞれの寺で、人々に功徳を施しているのだ。
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 その中で、今回注目を浴びているのが、宮城県・十八夜観世音堂の菩薩立像とのことだ。東北に現存する最古の木彫像の初公開とのことだ。8~9世紀に造られた可能性の高いことが調査によって明らかになったという。
 学芸員の方に普段の様子について尋ねると、十八夜観世音堂という所があって、そこに鎮座するという。ただ、3年に一度の御開帳なので、普段お目にかかることはできないとのことだった。
 普段、漠然とは歴史敵価値を感じて入るだろうが、それでもそれにこだわらずに地域の寺の日々の仏として拝まれていたものなのだろう。
 
 それぞれの仏は、鑑賞されて優劣を競うものでも、歴史的価値を競うものでもない。
 名も知れない寺かもしれない。本尊の名が知らないかもしれない。それでも、湯野の不動寺で感じた人々のありがたいと想う雰囲気が、至る所で繰り広げられているということなのだろう。
 そういった仏像がここに集合し、圧倒する。
by shingen1948 | 2008-11-26 19:53 | ◎ 信仰と文化 | Comments(0)