地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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福島から吾妻山の噴気が肉眼で見えた

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 昨日朝、7時30分頃、西工業団地から、福島盆地で見える一般的な景色の中で、吾妻山の噴気の様子が肉眼で見えた。
 
 情報は福島気象台のホームページに11日から掲載されていたが、直接噴気を目にしたのは初めてだ。

 福島気象台のホームページに掲載された平成20年11月13日14時の「吾妻山の火山に関する解説情報第3号」は、噴火警戒レベル1で、平常が継続していると伝えていた。
火山活動の状況については、吾妻山(一切経山)で11日から観測されている噴気は、概ね高さ300mで経過しており特段の変化はないとのこと。
 地震活動も静穏な状態で経過しており、火山性微動は2004年11月以降、発生していないとのこと。
 吾妻山の火山活動に大きな変化はみられず、大穴火口周辺に影響を及ぼす噴火の兆候もみられないとのことだ。


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 吾妻運動公園から写してみた。肉眼では、より近景で、吾妻小富士との位置関係が多少ずれて見える。
 夕方、最新の情報を確かめたら、14日の情報が掲載されていた。吾妻山の噴気は、11日以降消長はあるものの、100~400mの高さで推移しており、特段の変化は見られないとのことだ。
 ついでに、12日の情報を確かめてみたら、ここに吾妻山の噴火の歴史が掲載されていた。そういえば、ずいぶん前になるが、墳気が上がっていたことがあったなと思い出した。
 それは、1977(昭和52)年のことで、今回の噴気箇所は、この時小噴火した噴気孔と同じ所と推定されていることのことだ。


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 土湯温泉から、トンネルを過ぎた辺りから捉えてみた。景色としては、噴気が上がっている位置は、吾妻小富士の左側に移動する。


 ※ 11月22日追加
 平成20年11月19日仙台管区気象台から、吾妻山 火山の状況に関する解説情報 第5号が発表になった。

 噴火予報(噴火警戒レベル1、平常)が継続していることは変わりないが、噴気は、17日以降、高さ100m前後で推移していることと噴気には二酸化硫黄及び硫化水素が含まれていることが確認されたことが追加されている。これは、浄土平などで火山ガスによるとみられる、のどの痛み等を感じたとの通報を確認したものだ。

 火山ガスの放出確認に伴って、大穴火口周辺の窪地や谷地形などでは高濃度の火山ガスが滞留する可能性と、風下側での火山ガスに注意を呼び掛けていた。



 12日の吾妻山の火山に関する解説情報に参考資料として掲げられていた火山活動の歴史概要を借用しておく。


1711(正徳元)年頃 噴火。
 1810(文化文政時代)年頃 噴火:大穴(一切経山の南側の山腹火口)で噴火
 1893(明治26)年
  ・ 5 月19 日 噴火:燕沢(大穴から西に山一つ隔てたところ)で爆発。火口は主なもの5 個、噴石、降灰、噴出物5×105m3。
  ・ 6 月4~8 日 噴火:噴石、降灰、7 日に火口付近調査中の2 名死亡。
  ・ 11 月9~10 日 噴火:鳴動、降灰。
 1894(明治27)年
  ・ 3 月16 日、4 月5、12 日 噴火:鳴動、降灰。
 1895(明治28)年 噴火:
  ・ 3 月8~11 日 鳴動、降灰。
  ・ 5 月18~19 日 降灰。
  ・ 7 月6~7 日、17 日 鳴動、降灰。
  ・ 9 月5~13 日 鳴動、降灰。
 1950(昭和25)年
  ・ 2 月10、19 日 噴火(大穴):鳴動、降灰。
 1952(昭和27)年
  ・ 5 月23 日、6 月18 日 小噴火。
 1977(昭和52)年
  ・ 12 月7 日 小噴火:1977 年2 月頃から一切経山の大穴火口の噴気活動が次第に活発化、
  ・ 10 月26 日からはさらに激しく噴出。酸性の泥水噴出のため、塩川の魚の浮上死、養魚場の被害があった。
  ・ 12 月7 日早朝に小規模の噴火があり、火口周辺に極少量の降灰。噴気活動は翌年まで盛ん。




by shingen1948 | 2008-11-15 04:43 | ★ 季節便り | Comments(0)