地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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映画視聴「まぼろしの邪馬台国」

まぼろしの邪馬台国 | ウーマンエキサイトシネマ
a0087378_422552.jpg 福島フォーラムで9時20分から上映された「まぼろしの邪馬台国」を観た。
 予告編を見た時には、単純に古代史を夢見る物語と思ったのだが、いろいろな情報が入ると自分の感性が定かでなくなってくる。数日前には、県文化センターで上映され、出演者があいさつしたとか。吉永小百合が出演することと、宮崎さんの生き方に共鳴したということも見たいと思った要素としてあるなとも思う。

 一冊の本「まぼろしの邪馬台国」が出版され、邪馬台国や卑弥呼のブームを巻き起こったことは覚えている。盲人である著者とその妻が、実際に歩き確かめていったということだったということも記憶にある。熱意ではなく、論として読んでいたと思う。
 康平の執念とか、彼を支え続ける和子といった熱意のすごさを感じていたわけではなかった。確かに読んだはずだと、本棚を探してみたが、その本は見つけられなかった。
 この熱といったものが分かったのは、奥さんの近況を伝えているテレビ番組をみてからだ。宮崎康平氏の傍若無人で傲慢な方で、個性の強い方であることもこの番組で初めて知った。それまで、穏やかな愛に包まれたご夫婦と思っていた。

 映画「まぼろしの邪馬台国」は、邪馬台国の謎に挑んだ夫婦の物語だ。
 物語は、妻の和子の生い立ちから始まる。
 康平がかけがえのないパートナーとなる和子と出会うのは、NHK福岡の地域の歴史を語る番組で、和子のインタビューに、島原鉄道の社長であり郷土史家としても名のある康平が出演したことだ。
 康平は、和子を島原に誘う。しかし、島原に向かう和子は、この時は、この島原行きが人生を大きく変えることになるとは思っていなかった。
 康平は傍若無人で傲慢だが、カリスマ性で人をひき付ける不思議な魅力ある人物として描かれる。和子にとっては、父親が読んでいた本を宮崎康平の書棚で見つける伏線で、かけがえのないパートナーである意味付けをする。

 その康平は、水害による鉄道復旧の際に土器の破片を見つけて、邪馬台国の探求にのめり込んでしまう。この目の不自由な夫に、妻の和子は魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返し読み聞かせ、立体地図を作って手助けする。ここまでは、手助けだが、和子は、実際に歩いて確かめることを提案する。和子は、盲目の夫の目となり、夫婦は九州各地を確かめる旅に出る。
 確かめたことを、康平が口述し和子が書き留めていく作業を通して、夫婦は共同の「まぼろしの邪馬台国」の夢を見る。
 康平が亡くなった後は、和子は康平の残したバナナ園で二人の夢を追い続けていく。
素材の古代史を素材に、夢を創り追い求める生き方に感動している自分がいる。
 卑弥呼と和子のオーバーラップの必然性がもっと欲しかったとは思うが、古代史を求めている方々は、こういった妄想に近いイメージを持って追究しているのも確かなことではある。

「まぼろしの邪馬台国」の映画詳細、映画館情報はこちら >>





 映画解説内容

 エキサイトシネマ解説内容
 作品のあらすじと解説
   太古のロマンを追い求めた夫婦の物語
a0087378_42575.jpg 昭和32年、島原鉄道で働く宮崎康平は、水害による鉄道復旧の際に土器の破片を見つけたのを機に、邪馬台国の探求を始める。目の不自由な夫に、妻の和子は魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返し読み聞かせ、立体地図を作って九州各地を二人で旅するのだった。康平の口述を和子が書き留める共同作業で、康平だけでなく、夫婦の夢となった「まぼろしの邪馬台国」を著してゆく…。
 昭和40年代の日本に邪馬台国ブームをもたらした目の不自由な文学者・宮崎康平と、彼を支え続けた妻・和子の絆を描く感動ドラマ。盲目の夫を支え続けた宮崎和子を演じるのは、日本を代表する映画女優・吉永小百合。偶然発見した土器から、邪馬台国を探し出すことへの執念を燃やす宮崎康平には、個性派俳優・竹中直人。窪塚洋介、江守徹、大杉漣、余貴美子など実力派俳優に加え、柳原可奈子、綾小路きみまろなど個性豊かなキャストが彩る。『明日の記憶』や『トリック劇場版』など、話題作を次々と発表する堤幸彦監督が、九州の美しい大自然を背景に描く、太古のロマンを追い求めた夫婦の愛の物語を堪能したい。

 キャスト&スタッフ
 監督:堤幸彦
 原作:宮崎康平
 脚本:大石静
 出演:吉永小百合/竹中直人/窪塚洋介/風間トオル/平田満/柳原可奈子/黒谷友香/麻生祐未/石橋蓮司/ベンガル/江守徹/大杉漣/余貴美子/由紀さおり
ジャンル : 邦画  | ドラマ
 製作年 : 2008年
 製作国 : 日本
 (C)2008「まぼろしの邪馬台国」製作委員会

 福島フォーラム解説
 2008年/日本/1h58
 監督:堤幸彦
 出演:吉永小百合/竹中直人/窪塚洋介/風間トオル
 昭和40年代、全国に邪馬台国ブームを巻き起こした盲目の郷土研究家・宮﨑康平。邪馬台国の謎を解き明かすという彼の情熱を支えるため、妻の和子は彼の目となり杖となり、共に8年に及ぶ壮大な旅路に出る・・・。九州の大自然を舞台に邪馬台国の発見を夢見た夫婦の物語。
by shingen1948 | 2008-11-04 04:22 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)