阿津賀志山防塁の発掘調査現地説明会
2008年 10月 19日
18日、国見町森山地内で、阿津賀志山防塁の発掘調査説明会があったので、出かけてみた。

これは、先月から国見町森山東国見・西国見地内で発掘調査が行われていた国指定史跡未指定部分の阿津賀志山防塁の発掘調査が行われていたが、その現地説明会である。
この調査は、町教委が、未指定の防塁跡の範囲を確認するための発掘調査を、国・県の補助を得て4年計画で行っているもののようだ。

ここは、旧4号国道で防塁が分断された所だが、先に訪ねた時に、山にあった空堀がどう続いていくのかよくイメージされなかった所だった。
今回の説明会に参加して、よく分からなかったのは当たり前だったことが分かった。
こちらは、二重堀の遺構がずっと続くことを頭に描いて見ているわけだが、ここでは、そうではなくて、防塁をここで切っているらしいということのようだ。具体的には、専門的にもよく見えていなかったらしい。
それが、今回の調査で阿津賀志山防塁への出入り口(木戸口)の土橋、防塁に附属する溝と土塁で囲まれた防御施設らしきもの等が複合的に造られた要塞機能を果たしていたらしいことが明らかになったということのようだ。