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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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安達太良登山の紅葉

 10日に、2年ぶりに安達太良山に登った。
 朝、靄がかかっていて、山頂からの展望を心配したが、登山口に着いた時には、すっきりと晴れ渡っていた。快適な登山日である。
 二本松の気象台のデータは、次の通り。

 天気: 晴れ
 気温:19.1 最高気温:25.5 最低気温:15.8
 平均風速:平均0.8南西 :最大3
 日照時間:4.2h

 10月10日は必ず晴れるという特異日であることを実感する。

 行程 : 奥岳登山口(9:50)~ゴンドラ~山頂駅→薬師展望台(10:00)→仙女平分岐点(10:35)→安達太良山頂(11:25)→(12:25)→矢筈森(12:45)の脇を通り、峰の辻へ→くろがね小屋(13:20)→(13:50)→勢至平分岐(14:15)→烏川(14:50)→奥岳登山口(15:30)
 安達太良山標高は1699.6mだが、奥岳登山口から、ゴンドラで山頂駅まで登る。ゴンドラ山頂駅から山頂までの標高差350mとのことだ。

 この日は、天候的に快適な登山日であっただけでなく、時期的にも紅葉が見ごろだった。登山客だけでなく、薬師展望台までの紅葉見物の一般観光客で賑わっていた。
安達太良登山の紅葉_a0087378_56094.jpg
 安達太良山の紅葉よさの雰囲気が伝わりそうなものを並べてみる。


安達太良登山の紅葉_a0087378_581953.jpg
登っている時には、薬師展望台までにも紅葉の美しさを感じているのだが、撮った写真を見比べると、仙女平分岐点あたりからの紅葉の美しさにはかなわない。


安達太良登山の紅葉_a0087378_511171.jpg
仙女平分岐点を過ぎて振り返ってみてもいい。


安達太良登山の紅葉_a0087378_5122926.jpg
山頂で休んだ後、矢筈森の脇を通り、峰の辻で一休みして、くろがね小屋へ向かう途中に、谷川を挟んだ北側が開けて、この景色が見える。


安達太良登山の紅葉_a0087378_514915.jpg
そこから更に下って、もう直ぐくろがね小屋が見えてくるころ、最初に岳温泉があった地点の原点地点の紅葉が姿を表す。


実は、この崖崩れで、この地にあった岳温泉が崩壊するのだが、その現場を意図して写したつもりだった。

この崖崩れについてその様子が分かる部分を、深堀の温泉街跡の「文政7年岳山変事供養観音」にある案内板から掲げる。このことについては、「深堀の温泉街跡を訪ねる②」で整理している。
 岳温泉の湧出地は、 明応5年(1496年)頃より繁盛し、一般湯治も行われてきました。ところが、文政7年(1824年)8月15日(太陽暦の9月7日)に豪雨のために鉄山の一角が崩壊し湯小屋11軒は土砂に圧し潰れされて二百数十人の死傷者を出す大惨事となってしまいました。
この惨事に際し二本松藩では4日間に渡り述べ人員2200人の救援隊出し救助にあたりました。藩の正式の記録には、死者63人怪我46人無事87人の 196人が記されていますが、この被害報告には記録されていない人別長(戸籍簿)から抹殺された湯女も約100人もいました。



安達太良登山の紅葉_a0087378_5232648.jpg
 これはその隣の紅葉の様子だ。
 これは平成のがけ崩れで、くろがね小屋もその影響を心配した傷跡を意図して写したものだ。
by shingen1948 | 2008-10-13 05:26 | ◎ 山歩きと温泉 | Comments(0)