地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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遠藤が滝③へ

 安達太良温泉を過ぎてしばらく行くと、広い駐車がある。ここからは徒歩で参道に入ることになる。谷川に架かる橋を渡ると、杉木立で薄暗く感じる道に出る。
 この景色の延長線上に遠藤ケ滝をイメージしていたが、そうではなかった。
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 直ぐに石段が出現し、石段を登ると遠藤ケ滝不動尊になる。


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 正面に不動堂があり、5月と9月には例大祭があり、護摩祈祷、火渡りの行が行われるとのことだ。


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 不動堂の隣に石の不動明王像が立つ。その光背は炎のように赤く彩られ、その色から「赤不動」と呼ばれていたという。


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 その右側にあるのが遊歩道である。遠藤ヶ滝へはここから入る。
 倒木のため通行止めとある。ただし、滝までは行けるとのことで、入山した。


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 橋を渡ると遊歩道になるのだが、昨年この橋が流されて、新しくしたとのことだ。


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 途中の谷川の流れも絵になる。
 奥の院まで、大小四十八の滝があって「遠藤ヶ滝四十八滝」といわれていたとのことだが、途中の景色もいい。


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 女人堂碑があり、ここからは女人禁制となっていたらしい。女性は、修行を妨げる魔と見られ、修行の場に女性が立ち入る事を禁じた碑だ。この碑は、何故か正福寺の名が刻まれている。


 正福寺とここの別当寺である相応寺の元の場所が近いこともあって、漠然と山岳宗教を思う。 
 先日、恵日寺資料館でいただいた「山岳信仰」のプリントを思い出す。
 古代には、もともと自然神として高い山を神聖していたが、自然神の他に祖霊が集まる所と考えられたとした後、以下のように説明する。
 古代日本人の考えでは、霊魂は不滅で、ある年月が過ぎてけがれが無くなると、尊い祖霊となって、里近い山に住み、冬には山にこもり、「山の神」となり、春には里に下って「田の神」になり、そして収穫が住む秋の終わりには餐応を受けて再び山に帰ると考えられていました。

 前ケ岳、安達太良山、吾妻山と続く連山であることや、ここは、会津から恵日寺、磐梯山と連なってきたものと重なることをイメージすると、この前ケ岳に相応寺や正福寺そして遠藤ケ滝不動尊の原点があり、その頂点が奥の院である遠藤ケ滝なのだと勝手に思うことで、神聖な気分に浸ることができる。
Commented at 2008-08-17 07:31 x
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Commented by shingen1948 at 2008-08-18 05:48
 上部の情報ありがとうございます。実は、この夏、相応寺を中心とした安達太良山麓の仏教文化や山岳宗教に触り始めているなという漠然とした感覚がありました。
 紙の上の情報として、最近、元相応寺は、前ケ岳山頂近くの和尚山方面の平場でないかなと思わせるものを目にしました。実際に景色を目にされている方にとつて、この情報はどんなふうに思われるものなのでしょうか。
Commented at 2008-08-18 12:58 x
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Commented by shingen1948 at 2008-08-23 10:47
 ありがとうございます。昨年、先生と話をしていて、恵日寺が頑張っているという話を聞きました。今年散策してみたら、現在は真言宗派であることや、中興の祖が相応寺出身であることの資料を見つけて、感心しているところです。大玉の仏教文化散策の切り口を見つけたいと思っています。
by shingen1948 | 2008-08-15 08:14 | Comments(4)