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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン

遠藤が滝


 行ってみたいと思って何度か入口まで来たことがあったが、躊躇してしまっていたのは、「熊に注意」の立て看板。
熊除けの鈴を準備し、ご一緒してくださる方を見つけ、ようやく実現した。


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奥の院という案内から少し歩いて、はしごを登ると、大岩の間から轟々と水音を轟かせながら流れ落ちる遠藤ヶ滝にたどりついた。


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ここは、切り立った岩で囲まれた別天地だ。腰を降ろすと心落ち着く。やっと実現したという思いもあって感動し、暫く休んだ。


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 この滝は、文覚上人(遠藤盛遠)が深山霊谷で滝に打たれ荒行を修めた場所といわれている。遠藤ヶ滝不動尊は山岳修行道場となり、多くの修験者が訪れたとのことだ。


県立図書館で見つけた「相生集」の復刻版の古跡類というところに、この滝が「遠藤瀑布」として紹介されている。(瀑布とは、高い所から白い布を垂らしたように、直下する水の流れということで、滝または飛泉という意味らしい。)
滝とその脇の不動明王の様子の描写の次に謂れが説明されている。
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 今は昔文覚上人東国に下り封内なる杉田川を渡らんとせしとき水上に※○○(カンマン)という梵字のうかひたるをミて川上にハ不動明王のおはすめりとて水源に尋ねいりつひに此瀑を得て荒行を修したる処也と土人ハいへり聞老志に本吉郡荒戸浜有(二)滝不動(一)釈文覚所(二)護持スル(一)也とあるに相同しさて遠藤の名ハ上人の俗姓を取りたる也といふ上人か事ハ墳墓の部にいふべし

 ※○○(カンマン)~原文では○○の部分に梵字があって、カンマンとルビがふってある。
by shingen1948 | 2008-08-13 08:14 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)