岩淵遺跡に立ち寄る
2008年 04月 24日

この遺跡では、住居5基が発見され、そのうちのひとつを復元している。

案内板の複式炉、3本柱などの説明から、原瀬の縄文遺跡と似た竪穴式住居跡を想像する。

この近くが整地され、公園化されている。その中の案内板で、この遺跡と縄文時代についての説明がある。この遺跡では、復元住居を新たに建て替えたとのことで、その構造が詳しく写真と図で説明している。ただ、集落としての説明はない。また、縄文時代中期の竪穴式住居跡とあるが、土器についてはふれていない。

復元された竪穴式住居跡の脇にある案内板に以下の説明がある。
国見町指定史跡
岩淵遺跡(古代住居跡)
指定月日 昭和51年2月26日
この遺跡は、今からおよそ4500年前、縄文時代中期の竪穴式住居跡です。昭和48年、発掘調査をしたところ、複式炉を持つ住居5基が発見されました。
そのうち、この第1号住居跡は直径7.4m、ほぼ円形の竪穴の中に、3つの柱穴正三角形に配置され、直径60cmの石囲炉と長さ3.2mの石組複式炉とを持っていました。
この複式炉は全国的にみても最大級のものであり、極めて貴重です。
昭和49年5月、日本考古学協会会員目黒吉明氏の設計監理に基づき、土地所有者ほか地元の方々の協力を得て、当時の住居を復元し、保存しました。
昭和59年3月31日
国見町教育委員会
付記
一部修理 昭和58年12月
※ 屋根にのぼらないでください
※ 内部を見学したい方は、教育委員会においでください。