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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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宮畑遺跡のイメージを膨らませる

 宮畑遺跡は、今から四千年前の縄文時代半ば過ぎからの縄文時代の集落遺跡だ。今まで訪れた縄文の遺跡は、ほとんどが台地であり、そこに立つと専門的なことは分からなくても、縄文の暮らしを何となくイメージできる雰囲気というものがあった。
  しかし、この遺跡は、現時点では現地に立っただけでは、縄文時代に意識を遊ばせる雰囲気はない。単なる工業団地の整地中の広場でしかない。
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 この遺跡の縄文のイメージを膨らませるには、現地に行ったという実感と「宮畑縄文人からのメッセージ」と福島市のホームページのイメージを結びつけるという方法がとれる。

 更に、この縄文遺跡を一つの財産と考え、遺跡を史跡公園として整備することにしているようだ。隣接する工業団地という現代的な景観との調和を計りながら、この遺跡を後世に伝えるという役割を担った整備ということになるという。
 この公園の完成イメージは、福島工業団地立地協議会のホームページ「宮畑遺跡の史跡公園 じょうもぴあ宮畑」が詳しい。
 この公園は、平成22年のオープンするとのことだ。遺跡はそのまま盛土によって保護される。そして、その上に展示室をつくり、実物を展示したり、体験が出来たりするという構想のようだ。
 公園を歩くその足下には、縄文時代の村やそこで暮らしていた人たちの想いを感じ、そして、今「宮畑縄文人からのメッセージ」で提示された感じを現地で感じることによって、縄文の世界に導くというイメージのようだ。

 埋蔵文化財を訪ね歩くと、当たり前だがそこには何もない。そこに立ったという実感からイメージを膨らますしかない。それは、見える形として提示する事が難しい文化財だからだ。下調べをしたことと結びつけたり、いくつか訪ね歩いた時に提示されていた見える形を思い出して類推したりすることでしかより具体的なイメージとならない。インターネット等での具体イメージを手助けする試みの提案や公園化の試みは、時には有効かもしれないと思える。ただ、都市化された地域とか、近代化されてしまった景色の中ではという条件付で。
by shingen1948 | 2008-04-01 04:22 | ◎ 埋蔵文化(古墳・それ以前) | Comments(0)