人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

安達・二本松地区の輪中堤

二本松周辺の治水工事の考え方について、興味を持ったのが6年前で、輪中の考え方逸れ自体の面白さとともに、具体的な利害関係とどう調整をとるのかが興味があった。それで、「5年前のニ本松近郊治水工事の考え方」として書いておいた。
a0087378_518546.jpg
 二本松市の大規模な治水工事を見て、そのことを思い出し、確認したらこの考え方が継続している事が分かった。そのことを「5年前のニ本松近郊の治水工事の考え方は継続していました」として書いた。
 そして、実際に体感を通して治水工事を実感したのは、黒塚を訪ねた時だ。この時に、二つの記事にしたことが結びついた形で実感できた。それを「黒塚を訪ねる~堤防」として書いた。
 先日、「ティーコム」(2008.VоL、43)で、二本松安達地区「土地利用一体型水防事業」と題して、黒塚あたりの治水工事について、具体的に紹介されていた。
a0087378_5205750.jpg
 この地区の特徴と整備方式については、輪中堤についての考え方であり、内容的には、先に紹介したようなことが説明されている。
 実際の工夫については、輪中堤の考え方だけでなく、油井地区では、JR線路の盛り土と堤防をつなげて、取得する土地と盛り土の量を減らす工夫があったり、堤防の工夫で鉄塔を動かない工夫なども説明されている。
 また、黒塚を動かしたくないという思いを大切にして、堤防を造った経緯についても紹介されていた。

 行政の方が書かれた紹介なので、経費節減の効果という観点から書かれている。しかし、注目したいのは、「共生関係の具現化」ということではないかと思う。
 輪中という方式を取り入れるために、地域と話し合いを持ち、互いの利害関係を調整して、公共という意識に高まったことが大切なのだと思う。JR線路の盛り土と堤防をつなげたことは、鉄道と堤防の共存計画が、すり合わされたということだ。互いを無視して計画されなかったということが大切なのだと思う。更には、鉄塔という既成の事実とした設備があり、これと共存する堤防を工夫したということであり、黒塚を残したいという地域の思いと共存させたということである。
 結果として、経費削減となったということであるが、賞賛されるべきは、「共生関係の具現化」を目指したということではないかと思う。その切っ掛けが、輪中堤防の導入ということなのだと思う。
by shingen1948 | 2008-03-10 05:23 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)