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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「ふくしま発信、古代鉄生産の技術」に出掛ける

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県文化センターで、「ふくしま発信、古代鉄生産の技術」をやっていたので行ってみた。古代の福島あたりの時代背景について整理してみたいと思っていたので、いいタイミングだった。2日間の日程だが、今日は残念ながら用事がる。半分だけだが参加してみた。


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 昨日は、第1部「みちのくの古代史と鉄文化」ということだ。
  「アテルイ」の映画上映、そして、「アテルイとふくしま」「ふくしまの製鉄遺跡とその背景」「鉄の文化史」という講演と「みちのくの古代史と鉄文化」というテーマの座談会だ。昼休みが少しあるだけで、連続で進行する盛りだくさんの内容だ。昼休みに、企画展「ふくしまの製鉄遺跡」を見る。
 映画「アテルイ」は、約1200年前に大和朝廷の蝦夷征伐の大軍を打ち破った蝦夷の族長アテルイの勇士を描いたものだ。
 福島県の浜通り地方の数多くの古代製鉄遺構は、7世紀から9世紀の中央政権が、東北経営のために設けた一大製鉄基地だったという。特に金沢地区の遺跡は質量とも全国最大の規模を誇っている。この映画で、その背景が具体的イメージを思い浮かべることができる。
 講演「アテルイとふくしま」では、774年桃生城陥落以降、朝廷は蝦夷征伐を重要政治課題として、三十数年にわたる戦いがはじまるのだが、その戦いについて明らかにする。
 朝廷は、数万の大軍を陸奥国に送り込むが、アテルイ率いる蝦夷軍に大敗をきすなど苦労する。3回目の征討では、田村麻呂とアテルイは和議をする。その背景と結末に対する評価が分かる。
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 講演「ふくしまの製鉄遺跡とその背景」では、発掘に関わった方の遺跡の具体的な遺構についての説明がある。
 県内の鉄の歴史とその背景、金沢地区製鉄遺跡の概要、製鉄炉の変遷を、実際に発掘に携わった経験をもとに語られる。
 講演「鉄の文化史」では、日本全体の製鉄の中の本県の製鉄の位置付け、更には、世界的な製鉄の歴史背景の中の日本の製鉄の位置づけを明らかにしてくれる。そして、鉄と精神文化的な側面が明らかになる。
 座談会は、アテルイの映画監督を司会に、3人の講演者が、アテルイの映画を含め、鉄への思いを語る。


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 企画展示では、古代の製鉄炉の模型を中央に、古代の製鉄炉と出土土器等との関連や変遷が分かるように展示されている。最新の発掘調査の出土品も紹介されていた。
by shingen1948 | 2008-01-27 04:16 | ◎ 奥州侵略の路 | Comments(0)