人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

「ゆとり教育を見直す」その前に④

 全国学力調査の結果について「朝日新聞」池上彰氏が新聞斜め読みで、「意外な結果を分析する」と題して論じていた。
 学力に関して、日本人の固定的なイメージは、「昔に比べて低下」し、「都会と地方の学力格差も拡大」しているというものだ。報道等もこのイメージをもとに語られている。しかし、氏は今回の学力調査の結果はそうではないことに着目していた。具体的には、次の2点を挙げていた。
○ 漢字の読み書きや計算問題など、過去の調査と同様の問題では正答率が上がっているものが多い。
○ 1960年代の学力調査で格差が問題になった都市部と地方を比較すると、大きな差は無かった。都市と地方の教育格差は、昔の方がひどく、この40年間に縮小したということだ。

 この学力調査で実態がわかったのかというと、「低下」「格差」何れも不明となって、結論としてはよく分からないということのようだとした。この結果をきちんと分析できるかどうかが私たちの学力が問われているとして、読者に投げかけていた。

 「福島民報」(2007.11.9)視点論点では、この学力調査結果を受けて、本県の課題を論じていた。しかし、見出しでは本県「活用力不足浮き彫り」としながらも、結論は、大学進学率アップにつなげることを求めていた。
 記事によると、福島県は、検証委員会を設置して、本県の学力向上に向けた研究を進めることにしているそうだ。その目的を今回の調査をいかに学力向上につなげるかが重要として、ほぼ全国レベルである児童生徒の学力を高校で維持し、大学進学率の向上につなげていきたいとしている。

 ここには、高等教育のしかも学力=受験テストの力の構図しかない。見出しだけでとんでしまっている「活用力不足浮き彫り」についての対応が、義務教育の課題ではないかと思うのだが‥‥‥。
by shingen1948 | 2007-12-22 05:17 | ☆ 教育話題 | Comments(0)