地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「働くことの意義」:若者が希望を持てる実態か。⑤

 <「非正規労働の向かう先」(岩波ブックレット)を読んで>

  非正規労働者を支援されている方の立場から、これからも増えるであろうと想像される「非正規労働の向かう先」についての意見を読んで、「働くということ」の考えを整理する。
  全国ユニオン連合会の方なので、非正規労働者の立場での意見であるが、具体例をもとに、客観的な見方になっていると感じる。前半のほとんどは、今新聞等で話題になっていたことを具体的な事例をもとにした資料の提示となっている。

  自分にとっての新たな情報は、「非正規労働の未来」の部分である。
  パートであっても派遣であっても開き直って自分の道を切り開こうとすることの大切さを訴える。そして、そこにキャリアアドバイザー横山滋氏が、今後のキャリア教育に必要だと主張した「働く者の誇りや権利についてしっかり学び、労働問題に立ち向かう」具体例が提示されている。
 
「非正規労働の未来」の最後の節「生活と仕事の調和のとれる社会へ」の中では、日本の「働くこと」にかかわって、今の経済会や政界が推し進めようとすることへの批判が参考になる。
労働ビックバン推進者八代尚宏氏については非正規雇用のまま固定しようとしていると批判する。自民党の「再チャレンジ政策」は、パート全体の3~4%の差別禁止であることや、正社員登用についてもパート労働者を優先的に雇用する訳では無いことなどを具体的に指摘する。
  そして、私も取り上げたことがあるが、公の場で以下の「自己責任」が大手を降って歩き、しかも政府が後押しする奥谷禮子ザ・アール代表取り締まり役社長のあきれた発言を取り上げている。
  ここで、その発言をかみ締める。
「格差社会といいますけど、格差なんて当然出てきます。仕方ないでしょう、能力には差があるのだから。結果平等ではなく機会平等へと社会を変えてきたのは私たちですよ。……。だいたい経営者は、過労死するまで働けなんていいませんからね。過労死を含めて、これは自己管理だと思います。……自分が辛いなら、休みたいなら自己主張すればいいのに、そんなことはいえない、とヘンな自己規制をしてしまって、周囲に促されないと休みも取れない。揚げ句、会社が悪い、上司が悪いと他人のせい。……なんでもお上に決めてもらわないとできないと言う、今までの風土がおかしい」

 最後の一言、おかしいと言われた今までの風土とは、京セラの社是のような考えだろうと思う。政府が立ち上げた経済会議の中心人物の一人がおかしいという今までの日本の会社風土を以下に記す。
経営理念を「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する」とする。

by shingen1948 | 2007-12-07 04:36 | ☆ 教育話題 | Comments(0)