人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

8月、死者と向き合うとき

 8月のこだわりを漠と感じていたのだが、明確ではなかった。なるほどと思う意見を見つけた。
  「毎日新聞」(2007.8.12)「発信箱」で、広岩近広専門編集員が、「死者たちの8月」と題した記事に感じるものがあった。
  その中で、俳人長谷川櫂氏の言葉を紹介している。
 八月は死者の月。私たち生きている者にとっては死者を弔う月だ
はるか昔から、先祖の魂を家に迎えて数日を過ごす死者と過ごす月だったが、そこに戦後から原爆の日と終戦の日が加わった。

 長谷川氏は、ここに9月1日の関東大震災の日を加えて全くの偶然だが意味のある偶然だと雑誌「俳人」で述べているという。そこに、日航機事故等も加えれば、確かに、死者を弔う月だということに合点がいく。
  記者がいうように、原爆や空爆の犠牲者は、何の罪もない人々が戦争の結果として尊い命を奪われているということである。

 更にぴたりと決まった感じだったのが、石垣りん弔辞の言葉の引用文だ。孫引きは最悪というのを知りながら、借用する。
死者の記憶が遠ざかるとき、同じ速度で、死は私たちに近づいてくる。
戦争の記憶が遠ざかるとき、戦争がまた 私たちに近づく。
そうでなければ良い。
8月15日。眠っているのは私たち。苦しみにさめているのは あなたたち。行かないで下さい 皆さん、どうかここにいて下さい。

by shingen1948 | 2007-08-21 20:02 | ☆ 死生観 | Comments(0)