地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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それでもボクはやってない

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  この映画は、観たいと思っていたのだが、この近辺では上映されなかった。見逃したのかもしれない。仕方がないので、レンタルビデオで観た。裁判制度に関わるニュース、冤罪に関わるニュースなど目にすることが多くなった。

  裁判は万人に対して公平であり、裁判所というのは悪しきものだけを罰するところであり、正しいものは無罪になるというのが当たり前だ思っていた。それが普通だと思うのだが、そんな甘いものじぁないよという話を突きつけられる。
  この国の司法、裁判のシステムは、本当はこんなにも歪んでないよなと確認したくなる不安が沸き起こる。

  物語は、ほんの些細なことで、誰にでも起こりえる冤罪の可能性があるという話だ。無実であっても、明瞭な立証ができなければ、犯罪人に仕立て上げられてしまいかねないということだと主張する。

本当にやった者は罪を認め示談でさっさと帰宅できるのだが、やっていない者が、正直に本当のことを主張した途端、留置所に入れられ、裁判にかけられて、人生が変わってしまう。たとえそれが潔白でも、そして、たとえ証人がでてきたとしても、やったことをやったと証明することは簡単でも、やっていないことをやっていないと立証することは、かなり難しいことなのだ。これが、冤罪を晴らすことは難しいというこのようだ。

 しかも、主人公を追い込でいくのは、勇気を出して声を出した少女のために警察に通報した駅員であり、涙を流す少女の姿を脳裏に浮かべながら被疑者を取り調べる警察官である。起訴した以上、有罪に追い込むことが社会的使命と考える検察官と、証拠と争点を論理的に整理し有罪を宣告する裁判官など、それぞれの正義感が、一人の青年の悲劇へと追い込んでいく。

『十人の真犯人を逃すとも一人の無罪を罰するなかれ』
字幕の意味をかみしめる。

「それでもボクはやってない」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



エキサイトシネマ作品詳細紹介
イントロダクション
  「Shall we ダンス」から11年、周防正行監督の最新作が登場。痴漢に間違われた青年に加瀬亮、新米弁護士に瀬戸朝香を配し、冤罪裁判の不条理を描く社会派ムービーだ。
ストーリー
会社の面接に向かう金子徹平は、満員電車で痴漢と間違われ逮捕された。取調べで無実を主張した彼だが、ついに起訴され裁判が始まる。しかし、新米弁護士の須藤莉子は、被害者と同じ女性として徹平の弁護を嫌がる。
キャスト&スタッフ
[監][脚]周防正行 [製]亀山千広 [撮]栢野直樹 [音]周防義和
[出]加瀬亮 瀬戸朝香 山本耕史 もたいまさこ 役所広司 田中哲司 光石研 尾美としのり 田口浩正 清水美砂 竹中直人
制作:2006東宝
上映時間:143分
by shingen1948 | 2007-08-20 05:02 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)