人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

「ヒロシマナガサキ」⑤:「はだしのゲン」

  「ヒロシマナガサキ」で、広島の被爆者証言者の一人として、映画に出演している中沢啓治氏は、「はだしのゲン」の作者である。爆撃で父、2人の兄弟姉妹をなくしている。
映画の中で、
「よっぽど衝撃が強かったんでしょう。もう記憶はばっちり残っているんですね。だからもう、鮮明に、あのセット作れと言われたらそのまま作っちゃいますよ。」
と証言している。

その「はだしのゲン」が、フジテレビ系で「 千の風になってドラマスペシャル第3弾」とし、前編後編の二部に分けて放送されたものをみた。

フジテレビサイト(http://www.fujitv.co.jp/gen/index.html)で、「はだしのゲン」の原作者中沢啓治氏は、このドラマについての期待を述べていた。
この作品については、原爆の悲惨さも出ているし、ゲンら子供たちが生き生きと描かれていると満足しているようだった。核の問題が動いている今、戦争と核の恐ろしさが伝われば、阻止できるという願いをこのドラマにも込めているようだった。

正直なところ、2人の子役の演技に心を奪われて、深刻な何かを軽く見ている自分に、少し後ろめたいものを感じていた。しかし、この原作者の伝えたかったのは被爆の実相と言い切る。それならば、それは泣き笑いしながらも、充分自分も感じていたと安心する。
  そして、今回の映画「ヒロシマナガサキ」の素晴らしさは、証言者の語りと資料によって被爆の実相を伝えたことであるということを改めて思う。

  なお、「はだしのゲンのテーマ」は、麦なそうだ。冬の冷たい霜柱を押しのけて、芽を出し、踏まれても、麦はまっすぐ豊かな穂を出す。戦争や原爆を吹っ飛ばして生きる人の人生の応援歌として、このマンガを描いたとのことである。



土曜プレミアム千の風になってドラマスペシャル第3弾「はだしのゲン」の作品概要
中沢啓治原作、君塚良一脚本、村上正典演出
<前編>は、原爆が広島に落とされる前の日常の生活
青空が広がる広島の、いつもと変わらぬ朝。草の入った汁の椀が並んだ食卓で、大吉が「今日麦を刈る。よう辛抱したな」と子供たちに話す。元と進次は走り回って大喜び。元はいつにも増して元気に学校へ走って行った。8時15分。上空600メートルで世界初の原子爆弾が炸裂した。
<後編>は、原爆で家族を失いながらも懸命に生きる一家
黒い雨が降る、焼け野原と化した町で産気づいた君江は過酷な状況の中、元の助けを得て女児を出産した。そんな折、住む家を失った君江と元は赤ん坊を連れて親友の清子の家に世話になることに。清子は君江らをいたわるが、ほかの家族は食料が減ると言って疎んじ、あからさまに嫌がらせをするようになる。やがて日本は敗戦。その日、海軍にいる長男の浩二は君江からの手紙で家族の身に起こった悲劇を知る。
by shingen1948 | 2007-08-16 06:47 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)