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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「ヒロシマナガサキ」

ヒロシマナガサキ | ウーマンエキサイトシネマ
 福島フォーラムで10時25分から上映された「ヒロシマナガサキ」を観た。最近の政治家の発言、テレビで原爆に関する報道等から、原爆について確かめておきたいという思いのタイミングにあわせて、こんな田舎町にも上映館があることに感謝する。なかなか出かけにくい時間帯ではあったが、同じような思いの方がいるのか、ある程度の観客数だった。
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  フォーラムでは、以下のように作品を紹介している。
  広島・長崎原爆の被害の実態、被爆者の現実を、アカデミー賞を受賞したスティーヴン・オカザキ監督がフィルムに収めた渾身のドキュメンタリー。07年8月6日にこの作品は全米にむけてテレビ放送される予定。核の脅威が世界に示される。
  監督・製作・編集:スティーヴン・オカザキ証言者:中沢啓治/セオドア〝ダッチ〟・バン・カーク

14人の被爆者たちが被爆直後の惨状とその後の悲劇を語り、実際の爆撃に関与した4人のアメリカ人が証言する。そして、記録映像や資料で、広島、長崎の原爆投下に関するドキュメンタリーを構成する。
14人の被爆者たちの語りには、私たちの年代では新しい内容はないのだが、自分を曝す覚悟で語ることには圧倒される。戦後の差別、政府の冷淡な無策も、淡々とした語りが重みを感じさせる。60年の歳月と、もう最後の語り部となる覚悟がなせることか。

  戦後25年間ヒロシマの映像は封印されていた映像は、監督が言うように、リアルタイムで実際に起きた時のように使われ、語りに十分実感を持たせていた。

4人のアメリカ人の証言は、日本で裁かれた人の立場でいえば、B級戦犯にあたる人々の証言ということになろうか。反発した言い方かもしれないが、アメリカのテレビ番組で、日本人の牧師と爆撃を後悔する関係者との握手には、違和感を持つ自分がいた。
  映画の中で、今の若者に8月6日は何の日?と質問する場面があるが、どの若者も答えられない。これには驚くべきなのだろうが、そうだろうなという実感が先にたった。

  原爆投下時に14万人が亡くなり、その後60年間に16万人の被爆者の方々が亡くなったという。今なお20万人の被爆手帳を持った方々と、今だに認定を受けられない数多くの被爆者の方々がいらっしゃるとのことだ。改めて、悲惨さを知る唯一被爆国の日本の指導者は、核のない「美しい地球」の実現を心から訴える覚悟が必要だと思う。
  米国は、核戦略を力のバランスによって核を管理することから、現実の兵器として使用することにしていくように見える。国が核兵器を持つことに拒否反応のない国内の政治を預かる人々さえ出現している。
  指導者には、改めて平和について考え、国際的な朋友に訴えることをしてほしいという思いを強く持った。
ヒロシマナガサキ公式サイト

「ヒロシマナガサキ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



エキサイトシネマ作品詳細
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イントロトロダクション
  “反核”を訴え続ける日系三世のスティーブン・オカザキ監督。彼が広島、長崎の被爆者14人と原爆開発に関わった科学者らの証言を集め、現代人に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。

ストーリー
  名作漫画「はだしのゲン」の作者・中沢啓治ら、広島と長崎で被爆した14名が当時の悲惨な体験を語る。さらには米国の科学者や、原爆を投下したB29の元航空士らが、現代にも核戦争は起こりうると示唆する

キャスト&スタッフ
[監][製][撮][編]スティーブン・オカザキ
[出]居森清子 笹森恵子 中沢啓治 田中ヤスヨ 岡チエミ 下平作江 吉田勝二 セオドア・バン・カーク
制作:2007米/シグロ=ザジフィルムズ
上映時間:86分

by shingen1948 | 2007-08-10 04:57 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)