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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「“本気”になりたい~「バッテリー」人気の秘密~」

NHKクローズアップ現代の8月1日(水)放送は、「“本気”になりたい~「バッテリー」人気の秘密~」と題した放送だった。

「バッテリー」は、根強い人気を誇る児童小説だが、読者は20~40代の大人の女性だというのだ。なれ合いを嫌い、自分を貫き通す小説の主人公と、自分の行き方を対比させながら読んでいるという。
 著者に寄せられる手紙からは、現代社会での大人の女性たちの心のありようが見えてくるという。

 物語は読んでいないが、映画を観ている。その映画を観ての視聴記録がある。そのときの自分の感覚を確かめてみる。
  確かに、不器用ながら精一杯力を出し合う中で、真の心の優しさが表面に出てきて、家族・友人という人と人との関係性を構築しているところに自分は感動をしている。
 しかし、だからといって、自分の生きかたと対比させるまでの思い入れはなかった。作品として、一歩突き放して見ていた。

物語の内容は単純だが、完成度は高かった。野球というスポーツを通じて培われるべき人と人との関係性を追求して、ぶれることなく、バッテリーの成長を丁寧に描いている。
こちらに伝わってくるものを感じるのは、あるべき家族の絆、友人との絆をきちんと追求し、その丁寧さが、音楽や演技にもしっかりと反映されているからだと思う。

精一杯力を出し合う中で、心の中の優しさが表面に出てきて、家族、友人との人と人との関係が構築されていくところに感動する。主人公が、不器用な付き合い方だっただけに、その分育まれる友情や家族愛が成就した時の感動が強まって伝わってくる。

放送によると、現代の女性の挫折や焦りの姿が浮かび上がるという。
生き方の選択肢が増え、自分のやりたいことを見つけて活躍している女性がいる一方で、やりたいことを諦めたり、本気で打ち込めるものが見つからずに挫折や焦りを感じている女性たちが多いというのが現実だというのだ。

 女性に限らす、現代の心のありようとの関わりを問うているようた゛。
 先に記事にした「[個性を煽られる子どもたち]の子ども認識に納得」で感じた今の子どもたちの心のありようの変化が、大人の社会まで広がっているという仮説に立てば、考えやすいのかもしれない。
  公共の場での他者の認識と、装った自分を表現することと、家族や友人との親密感の認識と、飾らない本気の自分を表現することとの関係である。

それらが崩れるように、社会の中での個人の価値観が脅かされる構造になってきているという中での「本気の自分の表現」に関する迷いという問題指摘と受け取った。



NHKクローズアップ現代のサイトでは、2007.8.1放送内容を以下のように説明している。

 夏休みに読みたい本として根強い人気を誇る児童小説「バッテリー」、発行部数800万部を超える大ヒットを続けている。自分の速球に絶対の自信を持つ中学生の天才ピッチャーとキャッチャーが、"本気"でぶつかり合い、葛藤や煩悶を繰り返していくストーリーだ。
 この小説、実は読者の7割は20代~40代の大人の女性たちだ。著者に寄せられた手紙から浮かび上がってきたのは、生き方の選択肢が増え、自分のやりたいことを見つけて活躍している女性がいる一方で、やりたいことを諦めたり、本気で打ち込めるものが見つからずに挫折や焦りを感じている女性たちが多いという現実だ。
 なれ合いを嫌い、自分を貫き通す小説の主人公と、自分の生き方とを対比させながら本のページをめくる女性たち、その姿を通して大人の女性たちの"心の風景"を見つめる。

(NO.2450)スタジオゲストあさの あつこさん(作家・「バッテリー」の著者)

by shingen1948 | 2007-08-04 05:07 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)