人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

「黄色い涙」

黄色い涙 | Excite エキサイトシネマ

a0087378_7381555.jpg 福島フォーラムで10時20分から上映された「黄色い涙」を観る。原作は永島慎二の傑作マンガを映画化したとのことだ。予告編で、手塚治虫でいう「ときわ荘」のような話かなと思ったが、芸術家をめざす夢を持つ若者という点では同じだが、夢が生きるのでもなく、日常に翻弄されてしまうところが違う。
ジャニーズ事務所の人気グループ、嵐が主演する青春群像ドラマということで、一歩引く気持ちを、子どもにつき合わせて乗り切った。観客は、確かに若い人は多かったが、年配者もいないわけではなかった。こちらは、マニアックな原作者のファンか、映画好きな人たちなのだろうか。

物語は、阿佐ヶ谷のアパートに暮らす漫画家の青年村岡栄介が、仕組んだ画策によって、病気の母親を郷里の富山から東京の病院に入院させる場面から始まる。画策に声をかけられた小説家の向井竜三、歌手の井上章一、画家の下川圭は、やがて栄介のアパートでその日暮らしの共同生活を始めることになるのだ。
舞台は東京オリンピックを翌年に控えた1963年の東京ということで、今思えは、活気溢れる右肩上がりの経済成長の時代に、阿佐ヶ谷のアパートに暮らす漫画家の青年を視点に描かれている。計画性もなく、それでいて人一倍大きな夢をかかえて、その日暮らしの生活を送っている。これが青春という共通項だという思いは伝わる。
現代の仕事という概念でいうと、普通の地道な仕事についた者たちが、夢を求めた青春を懐かしむにはいいが、本来的に、仕事という概念に「やりがい」というものの追求が必要なのだという観点をくわえれば、現代の仕事に関する問題提起となるだろうが、そこまでは張り切っていない軽さは残る。出演者が若者の人気グループだという軽さではない。
ただ、客の年代層が厚かった理由に、そういった問題感覚の入り口にたたせてくれる点もあったかもしれないとは思えたので、一言……。

<フォーラム作品紹介>
1963年。東京オリンピックを翌年に控える東京阿佐ヶ谷。将来への大望を抱き、いつか叶うと信じてやまない4人の芸術家の卵たちと一人の勤労青年がひょんな出会いを果たし、六畳一間のアパートでその日暮らしの共同生活を始める。
 漫画家・永島慎二の同名作を元に脚本市川森一、主演に嵐を迎えた本作。「黄色い涙」があなたに問いかける。夢はまだ生きていますか。
「黄色い涙」の映画詳細、映画館情報はこちら >>



<エキサイトシネマ作品詳細>
イントロダクション
74年にNHKで放送された同名ドラマを、「ジョゼと虎と魚たち」の犬童一心監督が映画化。嵐の5人を主役に、60年代を生きる若者の青春を描く。原作は故・永島慎二の傑作マンガ。
ストーリー
東京オリンピックを翌年に控えた1963年。漫画家の村岡、歌手志望の井上、画家の下川、小説家の向井、勤労青年の勝間田が阿佐ヶ谷で知り合う。芸術家4人は同居しながら夢を追い、勝間田はその姿を優しく見守っていた。
キャスト&スタッフ
[監]犬童一心 [原]永島慎二 [脚]市川森一 [音]SAKEROCK
[出]二宮和也 相葉雅紀 大野智 櫻井翔 松本潤 香椎由宇 田畑智子 韓英恵 高橋真唯 菅井きん 志賀廣太郎 本田博太郎
by shingen1948 | 2007-07-01 07:40 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)