地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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映画「眉山」

眉山 びざん | Excite エキサイトシネマ
福島フォーラムで15時30分から上映された「眉山」を観る。さだまさしの小説の映画化とのことだが、物語は知らない。予告編などよく目にしたが、観客はそれほど多くなかった。
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最近は、純化されたものの実感の無さが嫌になり、フィクションの領域は興味が無かった。
  この映画を観て、たまには不純なものを殺ぎ落としたものにどっぷり浸れるのもいいかなと思えてきた。
  ストーリーに生活観や実感がないという単純さの印象と、純化されて詩的だという印象は紙一重のところがある。

  私には、故郷の象徴としての阿波踊りのエネルギーがうまく溶け込んでいたと感じられたし、眉山などの象徴性と、二人のわだかまりをぶつけ合う雰囲気が、単純化とあいまって詩的な象徴性に変えていたと感じられた。

  阿波踊りの中に、母親の愛人である父親への想いと、母親への愛への変質を絡ませる。そこに自分の愛を重ね、ふるさとの象徴としての眉山が見守るという詩的イメージだ。

クライマックスの阿波踊りの中の物語の展開は心に残る。三つの伏線が、阿波踊りの会場で溶け合う。
一つは、咲子は自分の父親が東京で医者を営んでいることを知り、合いに行き彼に是非再び徳島にくるよう促したこと。
二つは、外出禁止を命じる医者を説得し、咲子と母親が、人生最後の阿波踊りを見に行くことにしたこと
三つ目は、咲子と母親、そして父であり夫である彼は無事再会することができるのかといった時間の流れ
そして、 壮観な阿波踊り中で交わす愛の視線での演技

「献体」のエピソードは、父親や寺沢との出会いの伏線であるとともに、母親との和解を象徴的に意味してみたのだろうか。

<物語の概要>
咲子は、父親の事を何も語らず、自分勝手に全てを決めてしまう母親・龍子に複雑な感情を抱いていた。
東京で旅行代理店に勤める咲子は、故郷の徳島で一人暮らす母が突然入院したことを知らされる。末期ガンで、余命幾ばくもない事を知り葛藤する。
残された短い日々の中、母親の秘められた想いや父親に関する事実を知って行き、咲子の中の母親への寂しさとわだかまりも少しずつ変化していく
そんな咲子は、看病する中で、医師・寺澤と出会う。
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エキサイトシネマの作品説明
イントロダクション
  原作は「精霊流し」のさだまさしのベストセラー小説。主役の母娘を宮本信子と松嶋子、医師・寺澤を大沢たかおが演じ、家族や恋人、故郷の大切さをうたった感動ドラマ。
ストーリー
  東京で働く咲子は、母・龍子が入院したと聞き、徳島に帰郷した。担当医によると、母は末期ガンで余命わずかだという。
優しい医師・寺澤の協力で看病を続ける咲子は、未だ会ったことのない父親と、母の歩んだ人生を知る。
キャスト&スタッフ
[監]犬童一心 [原]さだまさし [脚]山室有紀子 [音]大島ミチル [歌]レミオロメン
[出]松嶋菜々子 大沢たかお 宮本信子 円城寺あや 山田辰夫 黒瀬真奈美 永島敏行 金子賢 夏八木勲
制作:2007東宝
上映時間:120分
by shingen1948 | 2007-05-20 05:20 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)