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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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脇道にそれると、新たな発見:土湯街道旧道、旧跡 「鹿の足跡」石

土湯街道は、福島側も新道が開通し、走りやすくなった。
  旧道を通ることも少なくなったが、懐かしくなってそちらを通ってみた。
a0087378_501356.jpg  「旧跡 「鹿の足跡」石」というのを見つけた。ここを通っていたときには、気づかなかった。新しい説明板が建ったので、何だろうと思って立ち止まったのだ。

  土湯の太子堂の開祖が、猟師に道案内を頼んだときに、猟師の弓矢を使って願をかけたら、鹿が現れ、それを射止めたという話のいわれに関わる石のようだ。
  その石の上に鹿の足跡があるとのことなので確かめていたら、道路の先の方にカモシカが一匹表れた。
道路を横切り、道路脇の木を囓りはじめたのには、びっくりした。カモシカに出会ったのは初めてである。その驚きと、鹿の話を読んでいるという状況の中でという興奮が重なった。つくり話のようだなと思った。
  慌てて車で近づいていったら、崖を走り降りていった。こちらを観ていたので写真に収めようとしたが遠くてよく写らなかった。残念。

太子堂と土湯のかかわりは、こけしつくりの工人の信仰だろうか。
  太子堂については、飯坂古道探索でも出会い、確認した。聖徳太子を祀り、説明板に資料として記されている「3歳絵図」も特徴的だ。



旧跡 「鹿の足跡」石
土湯温泉協会

  建長2年(1250)7月親鸞上人の高弟(24輩の一人)性信上人(東京都台東区板東報恩寺の開祖)が夢のおつげに依り前世の遺骨を探し求めて土湯を訪ねるときに 一人の猟師に遭い「土湯までの道のりはどの位あるだろうかぜひ道案内をして欲しいが」と頼んだが 猟師は「私は 今日はまだ獲物をいないので明日食べるものがない。とても道案内などして居る暇はない」とて引き受けようとしない。上人は「お前が一日中獲物を探し求めても み仏のご加護がなければ獲物をとることはできないであろう」と言って猟師の弓矢をとって石の上に置けば どこからともなく8匹の牝鹿が現れ 矢はひとりで飛び立って鹿を射止めた。これを猟師にあたえるに猟師は恐れ驚き この鹿をいただいて道案内をし 太子堂下の松の根本より前世の遺骨を得たりと云う そのとき この大石に鹿の足跡が残されたものと伝えられる。

当地太子堂縁起和漢3歳図絵
江戸名所図絵による

by shingen1948 | 2007-05-17 05:20 | ★ 季節便り | Comments(0)