環境問題の問題点発生は、真剣に取り組んだ証では、
2007年 04月 26日
小さな実践で、石鹸に拘ったことがあった。これでも本気で徹底するといくつもの壁にぶつかる。肌着が黄ばんでくる。いわゆる白さを保つことが難しくなる。これは理念だからと納得しながら続けられる。
しかし、石鹸かすが多くなることについては、その対応が難しい。時々、洗濯機にお湯を入れてかき混ぜ排水すればいいのだが、今の生活に慣れたものにとっては、この手間の継続が、なかなか難しい。洗濯機の寿命を縮めたように思っている。
こういう小さな実践の難しさは、誰も話題にしないが、最近は大きな実践でも同様な問題が起きているらしい。
自然エネルギーの代表格に風力発電がある。この取り組みに最近かげりがあるとの報道を目にすることが多くなった。
2007.2.7「朝日新聞」は、日本の自然エネルギーの政策全体の勢いが衰えたことを報じていた。
その記事によると、世界風力エネルギー世界では、10倍に増えているとのことだ。その中で、日本は13位で二年前に8位から後退したとのこと。計画段階のものも少ないことから、日本は今後も伸び悩むと観られているとのことだった。逆に増やした国は、フランス4倍、中国ポルトガル三倍。インド二倍とのこと。
日本では、国内の太陽光や風力などの自然エネルギーの利用目標も低い値に決まったとのことで、取り組み全体の勢いを失う政策になっているという。
このことについて、先に「まち・もり・ひと」のフログにこの状況についての意見が述べられていた。
この記事に前後して、同紙は、風力発電の問題点についての記事も出していた。
それによると、風力発電は、温室効果ガス排出削減に役立つ点では環境に優しいが、景観を損ねたり、野鳥の衝突事故を招いたりする問題もあり、反対運動も起きているとのことだ。
政府は地球温暖化対策として、2010年に300万㌔ワットに拡大する目標をたてているが、達成は困難という。それは、上記理由から風力発電施設の適地確保が年々難しくなっているためとのことだ。
具体的には、風力発電施設に野鳥が衝突する事故は、北海道で11件、長崎県で 10件と2こと。長崎県五島市で02~04年にトビやミサゴなど五件とのこと。
しかも、上記結果は、研究誌等から偶然見つけたもので、調査結果ではなく、報告義務もないため、実態は不明という。
衝突の起きやすい地形や気象条件などを解明するためにも、実態調査が必要と日本野鳥の会保護室長の談が載っていた。
このことについても「まち・もり・ひと」のブログに反対意見の紹介が載っていた。
問題点が起きてきたということは、真剣に継続的に取り組んできたという証であり、この壁をどう乗り越えるかを妥協することも含めて、地道に考えることが大切なのかなと思う。

>問題点が起きてきたということは、真剣に継続的に取り組んできたという証であり
「起きてきた」というよりも「無かったことにしなかった」事が真剣さの証で
はないでしょうか。過去多くの問題が無い(無かった)事にできなくなるま
で無い(無かった)事にされてきた事例があまりにも多いので(事故隠し、
欠陥隠し、不祥事隠し等)。