地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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摺上川ダムの水質悪化と福島水道事情考

a0087378_459016.jpg 泉地区は、豊かな水量と水質を誇っていた。その水を水道に使っていたので、付近の水道水は水質がかなり良かったと思っている。それが、福島市の施策で、この地域も摺上川の水を水道水にするようになった。料金が高くなり、水質が下がったと思っている。
 また、森合地区の湧き水を中心とした、水道関係の配水池も廃棄されたと聞く。

 そんな中、「福島民報」(2007.3.19)は摺上川ダムの水質悪化との見出しで、ダム完成以降水生昆虫が減少していることを伝えた。その概要は次の通りである。
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福島大学共生システム理工学類の塘忠顕助教授は、ダム建設前の平成八年~九年にかけてと建設後の平成十七年~十八年にかけて摺上川で水生昆虫を採取して生息状況を調査した。その結果、ダム建設後、中下流域で清流を好むカワゲラの種類が述べ93種から83種に減少したという。
ダム建設で川の流れが穏やかになったことで、富栄養化が進み、水質が悪化したと分析している。摺上川管理事務所は、原因がダムであるという事がはっきりすれば、流況改善を目的としたフラッシュ放流なども検討したいとしている。

 摺上川の水質について、少なくとも下流の滑滝付近で、30数年前の時点で、水泳ができる程度の水質が確保できていなかった可能性があると思っている。業者が汚物を流していた可能性もあったが、手をこまねいていたと見えることもなかったわけではないと記憶している。
 その頃、このあたりにダムができるという噂があった。しかし、岩盤の関係で候補地が上流に移動し、元の茂庭小学校当たりまで上に上がった。しかし、そこでも駄目で、更に上流に候補地が移動して、現在の位置にダムができたと聞いている。
 そのダムができた付近でも、素人の水質調査で水質悪化はささやかれていた。今回の調査は、専門とされる方の調査で、然も更に上流の清流だった地点までの調査であり、確実に水質悪化が広がっていると想像できる。
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 水道水確保の大型化の危険性は、水質悪化だけの問題ではない。平穏時はいいが、災害時にはもろくなると思われる。個々の小型の水源を確保してあれば、全部のライフラインがきれる危険性は最小におさえられる。しかし、水源地が一つになれば、大型であろうが、そこに不都合が起きれば、万事窮すとなる可能性がある。
 少なくとも個々の良質の水源地は生かして確保しておくべきではないかと、行政の素人は考える。
by shingen1948 | 2007-03-28 05:03 | ◎ 水 | Comments(0)