地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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協働確立を求めることの大切さを読み取る

「平成の大合併」後の地域をどう立て直すか | エキサイト商品情報
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朝三日月が、東の空に昇る。昔人は、この月を見て、まもなく新しい月になることを感じたのだろうか。
本書が示唆を与えるのは、著者が、「はじめに」で述べるように、「地域共同社会」再生の考え方と崩壊する地域の立て直しのヒントである。

「平成の大合併」と並行して進められた「三位一体の改革」は、大都市優位の性格が強い。影響は地域によって一様でないが、合併してもしなくても、財政問題で難航していることは共通である。特に、農村と地方都市に深い傷跡を残した。
これからは、この農村と地方都市のやせ細りの対策と、一連の改革のあとに展望を見出せないでいる地域の建て直しが必要であると訴える。
財政的に困難に陥った行政が、協働を訴えたときには、ホンモノの協働とニセの協働があると注意を喚起する。その見極めのためには、協働の基本を押さえることが大切だとして、東大神野直彦教授の考えを紹介し、社会構成要素としての政治システム、経済システム、社会システムのうち、相互扶助の社会組織として社会システムの重要であることを訴える。
 その基本として、顔の見える関係と住民参加型の意識改革を提案しているように読み取った。
具体的には、農村共同体を、地域における相互扶助システムとして再興することを提示する。その適切な単位は、明治期の町村や、江戸末期の自然村だという。それは、本当の協働は顔が見える関係が必要だからだという。
更に、請負自治からの変換の必要性を訴える。住民参加型の相互協力社会を作ることが大切だという。行政が地域社会の共同事務を担い、住民が相互扶助社会の担い手として登場する変革が必要だとしている。

合併しなかった村の場合だが、今の村という単位なのか、「むら」から「村」に変化した地域なのか、それとももっと小さく、「むら」単位なのからかは分からないが、きめ細かな活性化計画が大切なのだと思う。
合併するしないではなく、改善しようとした大義名分の部分に立ち返り、本来的な自治意識を形成することが大切なのだと思う。きめ細かに、顔を見合わせ、生活のあらゆる方面で、よりよいものを求めて、地域としての生活原理を確立したいものである。
本書から、本質的なものを求めるという当たり前のことの大切さを学ぶ。
by shingen1948 | 2007-02-13 21:48 | ☆ 地域・自治話題 | Comments(0)