地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「駆除すべき外来種プラナリア」にショック

 2007.1.30「朝日新聞」は、小笠原 世界遺産候補にとの見出しで、外来種駆除へ3年挑戦として、準備することを伝えていた。
  小笠原の島々はかつて一度も大陸と地続きになったことがないので、島の生き物は独自の進化をとげていること、世界でここにしか生息しない固有種が多いとのこと。
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種の絶滅の危機に関して、私にも、ブラックバス・アライグマ・マングース等の外来種の問題については知識としてあった。また、小笠原諸島で問題になる外来種グリーンアノール、ヤギ、アカギ等は、ここにある説明で十分理解できた。




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  しかし、水生生物のプラナリアが外来種で、これによってカタツムリの種の絶滅の危機の原因ということに、認識の甘さを感じるとともに、ちょっとショックだった。安達太良川で、水質調査のため、水生生物の調査をしたのだが、良質の水質の証明としてプラナリアをみていたのだ。ところが、小笠原ではカタツムリの在来種の絶滅を脅かす駆除すべき外来種というのだ。

この記事の中で、東北大千葉聡助教授の話として、固有種の激減については、以下のように報じていた。
小笠原にいるカタツムリ95種のうち、88種が、他ではみられない固有種である。ところが、父島では、外来種プラナリアに食べられて激減してしまった。その対策として、泥に混じって他の島に広がらないように、乗客の靴ふきマットを船着き場に設置した。野生化したヤギやネコ、クマネズミも固有の生物を脅かしている。

そのほかにも、以下の対策について、共生へ住民協力が鍵だとして、以下のように報じた。
父島母島に600万匹いると言われる米国原産トカゲ、グリーンアノール駆除。これは小笠原固有の昆虫類を猛烈な勢いで食べているとか。船の発着地を中心に、まず3千匹を捕る計画だが、住民の敷地に入り込んでいるので、協力は欠かせないとのことだ。

なお、小笠原では、11の外来種に分類して対策を決め、駆除技術の開発や侵入防止のための仕組み作り、「小笠原を外来種対策のモデルケースになりうる」としている。住民と行政の連携の手法等が他地域で生かせる生態系保全の他の試金石としたいとのことだ。
by shingen1948 | 2007-01-30 21:04 | ◎ 水 | Comments(0)