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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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水保地区水道組合~水源地から水を運ぶ仕組み

水保地区水道組合~水源地から水を運ぶ仕組み_a0087378_19491361.jpg
  福島市水保地区水道組合の水源からやや下ったところに、使用する分の源水を貯めるタンクがある。水源から集められた源水を山下まで運ぶ仕組みを確認している。
源水の谷に溜まった水は、地中のパイプを通してタンクまで運ばれる。これは、高低差を利用するため、水源よりやや下ったところにタンクが設置されている。
  このタンクからいろいろなパイプが出ているが、その役割は次の三つである。
・ 余った水を排水するためのパイプ
・ 水量を測定するマスに水を運ぶためのパイプ
・ 水量が豊富なので、排水仕切れなかったときに、安全に水があふれるようにするためのパイプ
水保地区水道組合~水源地から水を運ぶ仕組み_a0087378_19461715.jpg
  これらの水は、白津川に戻される。

  このタンクの手前に見える白い鉄板でふさがれている所は、流水を測定するマスである。水量に異常がないかを確認するためのマスだ。これは原始的な仕組みで、タンクの水を一気に流して、三角形に切った所を通る水の高さを測定し、流水量を測定するようになっている。
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 これらの装置を通した源水は、四本のパイプに分けられて、白津川沿いに次のタンクに運ばれていく。これは、どれか一本がトラブルを起こしても、他の三本のパイプが生きているという安全装置の機能をもたせ、断水の可能性を低くしている。
これらの工夫で、吾妻山の恵みの水を平地まで送り、飲料に供しているのだ。水保地区水道組合~水源地から水を運ぶ仕組み_a0087378_19521168.jpg
by shingen1948 | 2007-01-23 19:58 | ◎ 水 | Comments(0)