人気ブログランキング |

地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

保護された被虐待児の家庭生活体験

 福島民報2007.1.14「今、子どもたちは」~変わる福島の教育の第一部「心をはぐくむ」では、虐待を受けた子どもの保護された後の生活について報じていた。被虐待児は、保護することができれば、擬似的ではあるが家庭生活を送らせることができるということのようである。
  記事では、被虐待児の様子とその対応についての記述から、真の家庭の役割を伝えたかったようである。記事の概要は、次のようなものである。
 福島の児童擁護施設「青葉学園」は、二歳から高校三年生まで六十人が一つ屋根の下で暮らす施設である。虐待を受けて入園した子どもが約半数以上とのこと。
 虐待は、親の問題のはずなのに、「お母さん」と呼んでも振り向いてもらえない経験から、自分を出し切れなかったり、自分を責めたりすることについて、以下のように傷ついている子どもの姿の例を挙げている。
 ・ 楽しいことがあっても話さない。
 ・ 食事で「お代わり」を遠慮する。
 ・ 喧嘩で職員が注意すると、「ぼくは、駄目な子だ」という言葉が返る。
 ・ カメラを向けられると「大嫌いな自分の写真はほしくない」と逃げる。

  この記事でふれていることは、表現できる範囲の話であろうと想像できる。
心の傷は、その後の望ましい生活を送らせても回復が困難なものも無いはずはない。発達段階の適時性の問題を克服するのに、そんなに簡単なはずがないと思うからだ。
また、心の発達の影響から、身体的な発達の遅れとなり、それが、全体の成長の遅れになるという問題も想像はできる。被虐待児が、無意識の世界の中で、虐待を体験的に学習してしまっていないかという問題に発展するようなことである。
  更には、弱者保護と親権を理由にして、親が取り返しにきた時に、真に子どもを思う心で取り返したいのか、弱者保護の活用のために取り返したいのかの判断に苦慮する事だってあるだろう。
もっとどろどろとした問題を含んでいることは、想像できる。その中で、以下の二つのことを読み取ることが重要なのではないかと思っている。
その一つは、「この子たちが、けんかで言いたいことを言う姿をみると、少し安心した気分になる」という園長のコメントだ。幼児の教育には「けんか」を禁止すればよいという発想より、見守る姿勢も大切というアドバイスともとれる。
次に、施設に入れた子どもは、幸せそうであるということだ。疑似的ではあるが、家庭を味わうことができるからだ。早く保護すれば発達段階の初期に家庭の役割にふれさせることができるということだ。不幸な子どもを確実に救い保護できる体制づくりを急ぐことを肯定したい。
by shingen1948 | 2007-01-16 05:11 | ☆ 教育話題 | Comments(0)