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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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「硫黄島からの手紙」鑑賞

硫黄島からの手紙 | Excite エキサイトシネマ
例年なら、街に出ると一日は、元朝参りで、二日が初荷初売りとの感覚だが、実際に街に出てみたら、商店も初売りで賑わっていた。一日は映画の日でもあるなと思って確認したら、間違いなかった。「硫黄島からの手紙」が、15時40分からということなので、街でぶらつき、喫茶店で休んで時間を調整した。久しぶりに映画館で映画を観た。お年寄りが多く、「硫黄島からの手紙」は確かに正月映画らしくはないかもしれないとは思ったが、観た後の充実感は久しぶりだった。
 この映画は、クリント・イーストウッド監督の2部作『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』のうち、日本側から見た硫黄島の闘いを描いたものである。アメリカでつくられた映画ではあるが、全編日本を舞台に、日本語で展開する。
 物語は、1944年、陸軍中将・栗林が硫黄島に降り立ったところから始まる。この時、日本兵は、場当たり的な作戦で疲労していた。アメリカ留学の経験のある栗林は、島のすみずみまで歩き、練りに練った作戦を立てた。     
 硫黄島に米国が来襲し、壮絶な闘いが長期に及ぶ。その闘いは厳しく、その残酷さに思わず目をそむけてしまうシーンも多い。しかし、戦争の悲惨さや残酷さをリアルに描いているのであって、そのことを直視する映画が少なかったことを改めて思い知らされる。
渡辺謙演じる栗林中将はじめ、西郷と彼をとりまく若者たちの人間模様を演じきっている。西郷が、むなしい戦争であることを知りながら、戦場でも自分を見失わないように懸命に生きる姿を、兵士が、やさしさゆえに挫折を味わう若者の姿等々を……。それぞれの人間性を感じ取れるように描かれている。これが、イーストウッド監督というアメリカ人の演出であるというのだから驚きだ。
 戦争兵士たちは何を思ったか。それは、出されることのなかった家族への手紙にしたためられていた…との暗示で幕が降りる。
 新年早々いい映画を観たという充実感に浸っている。
「硫黄島からの手紙」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
by shingen1948 | 2007-01-02 15:53 | ☆ 映画話題と視聴記録 | Comments(0)