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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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山入村の山ノ神講

神々との物語―奥会津|Excite エキサイト ブックス (文学・本・読書)
山入村に「山ノ神講」が、行われる部落があるそうだ。旧暦の11月17日に近い日曜日と設定されているとの話である。その部落は、今は、農業を主とする人々が中心だそうだ。意義や講のやり方について簡素化しているようである。

奥会津「神々との物語」奥会津書房には、只見町の山入りが紹介されている。
山の神にオコゼを供えると喜ぶと信じられてきた。山の神は醜女なので、自分より醜いものを見ると機嫌がよいという。正月早々に、一升升に、米、切り餅、小魚を盛って、神酒を携えて山の神に向かう。

  山と共に暮す人々の心のありようを詩的に表現し、山の精霊と向き合う心を伝えている。

一般的な山ノ神講を確認するため、大系日本 福島「文化と民俗」を参考にする。以下の意義が記述されている。

1 山の仕事をする人たち、猟師、炭焼き、木地師、杣人(そまひと)等の人々よって、山仕事の安全や豊猟祈って祭られる。
2 山近くに住む農家の人々にとっては、正月初山入りの儀礼になっている場合もある。農初めの頃、餅やおさご、御幣を持って山に行き、それらを山の神に供えて、形ばかりの木をとることが行われる。

 具体例として、会津三島の例が紹介されている。
ここでは、2月の11・12日、11月の11・12日に、山神講が行われる。女人禁制で、当元と言われる宿に、「山神歳」と書かれた掛け軸を神棚につり、キビや小魚、酒を備える。全員が集まると、山の神への供え物を持って、山下の山神の祠に向かい、ここで、一同が「オー」と叫びをあげるとのことである。

ここ山入村の山の神講の原型を確認したいものである。
by shingen1948 | 2006-12-14 04:08 | ◎ 地域散策と心の故郷 | Comments(0)