玉井の玉
2006年 11月 27日
この玉はこの井戸から発見されたと言われている。だからこの地を玉井というとのことだ。こんな丸い玉がここにあったのかとも思う。しかし、穴原の波の化石のあるところの川底には、岩に真ん丸い穴をあけた丸い石がある。流水が形作ったという。だからありえないことではないかもしれない。しかし、この丸い玉が、人工であるとするなら、次のような解釈はどうだろうか。
玉を丸いという意味ではなく、玉造りの玉と考えれば、原石としての水晶のことをいっているのかもしれないということになる。大山地区が、古墳群であることを考えれば、この玉を使って装飾品を造っていたことも考えられなくも無いとも思う。その場合、玉の産地としての玉井なのか、玉造のいる井戸なのかと空想は広がっていく。
なお、この井戸の標識は、昭和11年ごろ、巡幸60周年記念で造られたものではないかと今のところ想像する。