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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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親水公園と水生生物

 親水公園での自然との共生はなかなか難しい。桜公園を親水公園にしたいとの思いは、人工物の侵入が伴う。水生生物にとっては、この人工物のありようがとても重要なのだ。公園というイメージには、「整った」というイメージが付きまとう。この「整った」というイメージについては、人によって大きな開きがあり、穏やかに生活したい者にとっては議論を避けたいところである。

 しかし、片野伸雄氏、先日図書館で見つけた「地域の自然と景観」というの個人雑誌の中で、見解を述べている。それで、私も少し勇気を得て、見解を少しだけ明らかにしてみる。

 氏が言う、安達太良川が、人工物の土手等がコンクリートに覆われていることで、水生生物を住みにくくしているという見解については、同意見である。ちょっと言いにくいことだが、桜公園のそばの川の底がコンクリートで固まっている部分はあまりよくないとの思いがある。水生生物は、動く川底の石に住み着くからだ。動かない固められた石は住処にはならないのだ。川底が平で美しいというのは、ごく一部の方の感覚だと思う。自然との共生を少しでも考えている人は、そうは考えないはずだと思っている。中州を綺麗に手入れしようという考えを聞いたこともあるが、そのままがいいと私は思っている。


 安達太良川の水質については若干見解が違う。
 氏は、水源地からすでに水生生物が住みにくいとしている。しかし、少なくとも、三ツ森上流の水生生物調査では豊かな水生生物の種類と数を見つけている。また、桜公園でも、水質は落ちるものの、豊かさを完全に失っているというほどではなかったと思っている。むしろ、杉田川の火山性の生成物による影響のほうがはるかに水生生物をすみにくくしていると思っている。

 何とかこの水質を保つためにも、この桜公園から下流については、そのままに残していただきたいものだと思う。桜公園の下流も、綺麗にしようとの動きは、できるならストップしてほしいものである。それよりは汚水の入らない工夫がよいと個人的には思っている。または、生活廃水についての意識を高めてもらうほうがいいのではないかと思う。

 しかし、綺麗にして何が悪いと言われると、綺麗でないほうがいいというのはあまり説得力が無いので、主張が難しいと思っている。
by shingen1948 | 2006-11-24 22:24 | ◎ 水 | Comments(0)