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地元学でいう「風の人」として足元を見つめたり、できことを自分の視点で考えたりしています。好奇心・道草・わき道を大切にしています。


by シン
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自殺の連鎖を防ぐ報道姿勢

「いじめの有無調べる」 中2男子自殺で校長 | エキサイトニュース

  2006.11.16の朝日新聞は、このことを「新潟の中2男子いじめ自殺か」という見出しで報じたが、大見出しを、「自殺誘発、報道手探り」しと、[いじめで「加熱」指摘、各社、予防に力点]」との特集報道の一貫として報道した。
 この報道のあり方は、明らかに事実を伝えながら、自殺の連鎖を防ごうとする工夫ある姿勢である。

 北海道滝川市の女児自殺の報じ方は、明らかに責任追及の姿勢であり、この報道姿勢は新たな誘発の可能性があった。自殺という方法が、責任追及の武器になるという報道の仕方であったと思うからだ。それで、これは危ないとの思いから、「叫びを直視したら」 「死を持って抗議 する子ども文化を拒否する大人でありたい」「死を自己主張の道具にしない[子どもの文化形成]を」というメッセージを送った。たくさんのご批判を頂いたが、ようやく適切な姿勢を保ちつつ、報道をしていこうとする姿勢が出てきていることを評価したい。

 責任追及の姿勢から、真実の追求の姿勢に変化する経緯を自分なりに観てきたものを整理する。
 私の目に入った最初の報道姿勢は、NHKの自殺報道の特集の組み方である。長らく個人の問題とされた「自殺」というテーマに、正面から向き合う特番を組む企画である。プロデューサーが、「実態すら分かっていないという現実が分かってきたとした。
次に、世界保健機構自殺予防の手引きの報道である。2006.11.3「毎日新聞」は、「自殺いじめ」で慎重報道を求めるという予防対策センターの主張を紹介した。適切なメディアの報道は自殺予防に役立つ点を認めつつ、一方で報道が自殺行動に影響する可能性にも言及しているとした。

  更に、毎日新聞の教え子に自殺をされた元校長の苦悩と一緒に伝えた自殺報道があった。このことについて、「真実を意識した報道姿勢を感じる」として提示してみた。
11月12日の毎日新聞は、自殺事件の報道と共に、「いじめ示唆、メモ残し自殺した教え子 元校長苦悩」との見出しで報道をしていた。
 生徒の死はいじめと関係があると遺族に説明し、教育委員会には自殺の理由をその他(不明)としたことについての取材である。丁寧な取材で、事件への対応、報告への対応、そして、教育者としての苦悩について纏め上げていた。
 
   そして、今回の報道である。

 著名人による自殺防止の呼びかけは、ストレートではあるが、報道姿勢の問題ではない。やらないよりはましかもしれないが、イベント的に解決しようとする薄いものと思っている。
by shingen1948 | 2006-11-16 19:19 | ☆ 教育話題 | Comments(0)