実感:天然温泉
2006年 10月 13日


ちょっと立ち寄る客にとっては、旅館が説明したという「天然温泉のため、雨が降ったり、気温の変化や湯の華を取ったときなど白くにごる」湯に出会うことを楽しみにしているからだ。漠然と体の何かにいいのではないかと思ってしまうものだ。それがクレームの対象になるというところがおもしろかった。
安達太良登山の下山のとき、この天然温泉が体によさそうだという実感を味わうために、元湯から延々とパイプで岳温泉まで送る苦労を確認してきた。今度湯に浸るときには、クレームをつけたという客に対する優越感と、元湯から延々と引いてくる苦労を私は見てきたよという優越感をもって、また湯に浸るという楽しみが増えた。